「JERIC」のIT教育視察団参加

日本とのIT整備状況の差異


 インターネットの教育利用を促進している民間団体「JERIC」のIT教育視察団に参加し、ドイツ文部省(連邦教育研究省)や、政府の委託機関のSAN(学校をインターネットに接続するための団体)、英国教育雇用省(DFEE)、英国教育工学通信協会(BECTA)などの担当者を訪問した。

 視察団に参加したのは、小、中、高校の教諭及び企業関係者総勢17人。これに、本紙でおなじみのイレーネ・ラングナー氏(ドイツ国立情報処理研究所研究員)が現地で合流した。
 視察はほとんど、先方担当者によるプレゼンテーション&質疑応答といったスタイルで、パソコンとプロジェクタを使って行われた。

 米国ほど整備が進んでいないが、日本に比べ学校と企業との協力関係が進んでいる、家庭でのネット接続率が高い、IT利用の目標・コンセプトが明確である、コンテンツのデータベース化が進み、コンテンツの審査基準が明確になっている、ことなどソフト面が充実していることが分かった。




(2000年10月7日号より)