少子化傾向止まらず

 日本の「15歳未満人口」は総人口の14・3%まで低下−−さきごろ総務省統計局が発表した「我が国のこどもの数(15歳未満人口)−・こどもの日・にちなんで−2002年4月1日現在推計人口」によると、15歳未満の子どもの人口は21年連続で前年を下回り、前年比20万人減の1817万人、総人口(1億2731万人)に占める割合も、前年比0・2ポイント減で過去最低の14・3%を示した。

15歳未満人工過去最低
3年後には14%未満
 15歳未満を1未就学乳幼児2小学生(6〜11歳)3中学生(12〜14歳)に分けると、順に709万人(総人口の5・6%=以下同様)、721万人(5・7%)、387万人(3・0%)という数。これを3歳ずつの区分で見ていくと「0〜2歳」が352万人(2・8%)、「3〜5歳」が357万人(2・8%)、「6〜8歳」が359万人(2・8%)、「9〜11歳」が362万人(2・8%)となり、中学生が最も多く、次いで小学校高学年。以下年齢が下がるほど人口は確実に減少傾向にあるのがわかる。
 この15歳未満人口の総人口に占める割合を過去と比較すると、戦後では第一次ベビーブーム期後の1950年が35・4%とピーク。以下徐々に減少傾向が続いて56年に32・6%と3分の1を、66年に24・8%と4分の1を割り込んだ。その後も減少の一途だったものの、71年から74年の第二次ベビーブームが起こり、75年には24・3%と持ち直したが、70年代後半からは再び低下。88年には19・5%と20%ラインを割り込んでしまった。

65歳以上の人口
18・3%に上昇

 この傾向が続いた場合、国立社会保障・人口問題研究所の将来推計人口によると、2005年には総人口に占める割合は13・9%と14%を割り込むことが予想されている。逆に65歳以上の高齢者人口の割合は、1935年に4・7%だったものがじわじわと増加。85年には10・3%と10人に1人、2002年には18・3%にまで上昇。2010年には22・5%まで達する見込みという。
 なお子どもの割合を都道府県別にみると、最も多かったのが前年同様沖縄県で19・7%。最も低かったのも前年と同じ東京都で11・9%だった。東京以外の46道府県は前年より0・1〜0・5ポイント低下。14都道府県で全国平均を下回っている。
 こうした少子化傾向について厚生労働省も危機感を抱いており、対策として1育児休業取得や看護休暇制度の普及2多様な保育事業−−などを盛り込んだ少子化対策について検討。この9月をめどに中間報告をまとめる考えだ。



(2002年6月13日号より)