教育家庭新聞・健康号
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子どもの生活リズム向上プロジェクト
文科省新規事業 朝食欠食等の対策

 「子どもの生活リズム向上プロジェクト」は、文部科学省が1月に発表した平成18年度予算(案)主要事項の中で組み込まれた新規事業。教育・文化立国の実現に向けた「学校・家庭・地域が一体となった幼児期からの人間力の向上」の中で、「家庭の教育力の向上」の課題として、「子どもの望ましい基本的な生活習慣を育成し、生活リズムの向上」を図る。18年度は、ポスターやパンフレット作成・配布、全国フォーラム開催などの普及啓発事業、生活リズム向上をめざすモデル事業、全国フォーラムの実施を予定している。


 このプロジェクトは、近年の都市化、核家族化、地域の地縁的つながりの希薄さ等で家庭の教育力低下が指摘されているのを受け、また、少子化や少年非行、児童虐待の深刻化などで家庭支援の一層の充実が求められていることから、地域ぐるみで子どもの望ましい基本的な生活習慣を育成し、生活リズム向上を図る取組を支援、推進していくというもの。

 18年度は、「家庭教育月間」を設定、7カ所で全国フォーラムを行う。また、各都道府県の実行委員会に委託するという形で地域ごとにモデル事業を実施する。

 モデル事業は、学校・PTA・子ども会・地域などの関係団体等が連携、親子早朝マラソンやゴミ拾い、夜回りでの子ども達への声かけ、「ノーテレビデー、ノーゲームデー」の実施などの活動に取組み、その状況や効果の分析検証等を行う。

 現在では35の地域から計画書が出され、その地域で工夫した活動が実施される予定。

 指標としては、「朝食をとる子どもの割合」や「フォーラム参加者数のうちの基本的生活習慣育成の重要性を認識した者の割合」などで、モデル事業やフォーラムでのアンケート調査を実施する。

 家庭の教育力低下、児童虐待、少年非行の深刻化、ひとり親・共働きなどの家庭の多様化等に伴う諸問題の課題解決の一つとして期待がかけられている。


【2006年3月11日号】


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