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大学の就職率向上へ

高専・専修学校は下向き

文科省が先ごろ発表した大学などの平成17年年度卒業者の就職状況調査(4月1日現在)では、景気の回復基調を反映して大学、短大の就職率は前年同期を1.8ポイントとわずかながら上まわった。一方、高等専門学校は1.8ポイント、専修学校は0.7ポイント下回った。

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 大学の文理別では文系の就職率が95.1%で1.8ポイント増、理系が96.3%で1.9ポイント増。就職率で最も高かった地区は中部地区で97.8%(3.8ポイント増)、増加率が最も高かったのは北海道.東北地区の4.1ポイント増(91.7%)だった。

 大学62校、短大20校、高等専門学校6校、専修学校20校を抽出したもので、調査時点における就職希望者に対する就職者の割合。校種別の割合は次の通り(就職希望率/就職率/前年同期の就職率)。

 国公立大学=68.3%/95.3%/93.5%▽私立大学=78.4%/95.5%/93.4%▽短大=75.2%/90.8%/89%▽高等専門学校=50%/96.7%/98.5%▽専修学校=91.4%/91.8%/91.1%

【大学の地域別就職状況(昨年同期比)】
 北海道.東北=91.7%(4.1ポイント増)/関東=95.9%(0.6増)/中部=97.8%(3.8増)/近畿95.6%(1.4増)/中国.四国94.7%(3.5増)/九州92.9%(1.2増)

【2006年5月20日号】


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