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指導不適切は減少

平成20年度教職員の人事行政状況調査(文科省)

 文部科学省は、都道府県・指定都市教育委員会の教職員の人事管理に係る施策企画・立案に資するため、公立の小中高等学校、中等教育学校、特別支援学校の教職員の人事行政の状況について調査を実施。指導が不適切な教員の人事管理に関する取組等、優秀教員表彰の取組、公立学校教員の公募制・FA制等の取組、公立学校における校長等の登用状況等、民間人校長及び民間人副校長等の任用状況の5つについて平成20年度の調査結果が明らかとなり、指導が不適切な教員の認定者数は306名となり、昨年度の371名から65名減少したことがわかった。


 「指導が不適切な教員の人事管理に関する取組等について」は、指導が不適切な教員の認定者306名中研修対象者が204名、希望降任制度による降任者は179名、条件附採用期間を経て正式採用とならなかったのは315名となった。
 指導が不適切な教員の認定者306名の内訳は、平成21年度からの研修対象者は、102名、研修予定者のうち別の措置がなされた者15名、現場復帰78名、依願退職40名、分限免職5名、分限休職5名、転任6名、研修継続55名、その他2名である。
 学校種別にみると、小学校が55%の167名、中学校が23%の70名、高等学校が16%の50名、特別支援学校が6%の19名となり、性別では男性が73%の223名、女性が27%の83名。

希望降任が増加 合計で179名

 また、希望降任制度は62教育委員会で実施しており、その数は増加傾向にあり、校長からは4名(昨年5名)、副校長等からは84名(71名)、主幹教諭89名(27名)、その他2名(3名)の計179名(106名)となった。
 一方、優秀教員表彰の取組については、56教育委員会(昨年53)で実施しており、そのうち13教育委員会が給与上の措置を設け、研修機会の付与等を行っているのは8教育委員会、教員免許更新講習の受講免除を行っているのは20教育委員会となっている。

養護教諭から副校長16名任用

 公募制・FA制等の取組を行っている教育委員会もあるが、校長の教委理念や学校運営方針等に基づき、一定の教員を公募して配置する「公募制」については、30教育委員会で実施している。教員の情熱や意欲を生かし、その能力の一層の発揮を促すため、一定の経験を有する教員が自ら専門性・得意分野をアピールして転任先を募集する「FA制」は、5教育委員会で実施中。

 また、今年4月1日現在の民間人校長及び民間人副校長等の任用状況については、43都道府県市で96名の民間人校長が任用されており、昨年より3名少ないが、都道府県市単位では1か所増加した。前職の業種もさまざまで、例えば北海道では北海道電力から、福島県では雪印乳業から静岡県では新日本製鐵から、京都府では宝酒造から、広島県では広島総合銀行からなど。

民間人副校長等19名増の45名に
 民間人副校長等については、16都府県市で45名となっており、昨年から19名増加しており、なかでも養護教諭からの任用が多く9教育委員会、16名と約3割を占めることがわかった。


(注)
1.数字は各年度の4月1日時点における校長および副校長等(副校長及び教頭)の任用者数である。
2.「民間人等」とは、原則として、「教育に関する職」に就いた経験がない者をいう。
3.「その他」とは、「教育に関する職」に10年以上就いた経験がある者をいう。

 


















【2009年11月21日号】