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農水省「ごはん給食紀行プロジェクト」
お茶の水女子大付属小

サッカー 北澤豪さんが米のパワーを語る

 農林水産省が行う「ごはん給食紀行プロジェクト」が、1月20日、東京都文京区のお茶の水女子大学附属小学校(菅本晶夫校長)で行われ、元サッカー日本代表の北澤豪さんと4年生が「ごはん」の大切さについて学んだ。


 同校では1月を給食のリクエスト月間としており、児童からリクエストされた給食で献立を作成。14回のリクエスト給食のうち、9回が米飯給食。この日は「菜の花ごはん」が給食に登場。
 給食前には、担任の横山善実教諭と石原洋子栄養教諭、そして北澤さんの3人がそれぞれの立場から「日本人の文化の中心はお米!」の授業を実施。石原栄養教諭が日本の食事の中心がなぜお米かと児童に質問すると、「暖かくて雨が降るから」「栄養があるから」と次々に手があがる。

元サッカー日本代表の
北澤 豪さん

 続いて横山教諭が北澤さんに質問を投げかけると、北澤さんは好きなものばかりを食べていた子どもの頃、サッカー選手から話を聞き、体をつくるためには食べることが大事と気づいたこと、特にお米はスポーツをする上でガソリンのようなものであることなどを児童に語った。

 給食を食べていた児童は「パンも好きだけど、ごはんは大好き。おかずと合う」と笑顔を見せ、石原栄養教諭は「憧れのトップアスリートの食生活を見て、ご飯を中心にいろんな物を食べるモチベーションを与えたいと思いました」と狙い通りの授業となった。


 お米の授業、給食、スポーツ交流と児童と共に1日を過ごした北澤さんは「自分が子どもの頃好きなものばかりを食べていた後悔の部分を子どもたちに伝える使命があると思っています。お米は日本が発展してきた力の源でもあり、大事なところで力を発揮するものだと思っています」と語った。

 
【2010年2月20日号】