カラーコンタクトレンズ 購入時8割が未受診ー日本コンタクトレンズ学会 調査

 10代、20代に人気のカラーコンタクトレンズ(以下=カラーCL)。厚生労働省の承認を受けたカラーCLは、2009年に10品目以下であったが、今年1月21日現在では、19社38製品258品目(販売名)に増加。

  それに伴い使用者も急増していると考えられるが、装用に起因するトラブルや眼障害が多発している。そこで、日本コンタクトレンズ学会は、昨年7月に正会員1105名の眼科医に、「カラーコンタクトレンズの眼障害に関する実態調査」を実施。購入時に眼科を受診していない人が、8割にのぼった。

15‐19歳が4割 装用はほぼ女性

  調査によると、395例の事例が報告されており、そのうち97・7%が女性。また、年齢別には15歳から29歳が全体の86・5%を占めており、うち15歳から19歳までが40・5%となっている。

  さらに、購入メーカー不明、レンズ名不明が6割を超え、購入先は52・7%が「通信販売」と回答。「雑貨店・大型ディスカウントショップ」、「量販店」と続き、「眼科」で処方された人は5・1%に留まった。

15歳以下の購入 眼科受診「なし」

  また、15歳以下だけでみると通販が60%、雑貨店・大型ディスカウントショップが35%で、眼科に併設された販売店での購入はなかった。中学生以下は、虹彩色を変える派手なカラーCLを好む傾向にあるようだ。

  カラーCLの場合、透明なCLとの併用も考えられるが、報告例では毎日装用している者が6割以上で、透明なCLとの併用は少ない。1日の装用時間は、ほとんどが1日8時間以上。

  障害は、自覚症状では「充血」が最も多く、他覚所見では「点状表層角膜症」が最も多く、視力障害が残る可能性がある場合が2・8%。障害については、「カラーCLと因果関係あり」が93・7%で、「因果関係なし」の判定はわずか0・5%。
同学会の植田喜一常任理事は、カラーCLについて、通常のクリアなソフトCLとの併用や、すでに多くの眼科医が処方して安全性が認められたものなど視機能への影響が少ないものの使用を提唱する。

【2013年3月18日号】

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