世界の食を考える―WFP給食の思い出 エッセイコンテスト

(c)JAWFP

 日本の子どもたちは、その多くが満足な食生活を送っているが、世界では8人に1人が飢餓に苦しんでいる。その現状を考えながら自分たちの「給食(お弁当)の思い出」を綴ってほしいと、国連WFPは「WFPエッセイコンテスト」を行っている。世界食糧デーである10月16日、1万2410作品の中から選ばれた7名を表彰した。

  最優秀賞となるWFP賞を受賞したのは、足立区立渕江中学校2年・大竹葉月さんの「給食への思い」だ。小学生の頃に、手についた粘土をふざけて給食のスープに入れてしまったクラスメートと、その時の担任との思い出をエッセイにした。

  その時、担任はクラス全員に紛争地の子どもたちの映像を見せた。そして「みんながムダにした食べ物の分だけ死んでいく人がいる」と、涙を流しながら話したという。

  以降、クラスの残さいは減り、感謝の思いを持って食べるようになった、という内容だ。給食指導の底力を感じる。

  同コンテストは、応募1作品につき給食約1日分(30円)が協賛3社よりそれぞれ寄付されるもの。今回は、1社あたり37万2300円の計111万6900円が寄付され、およそ3万7200人の飢餓に苦しむ子どもたちに栄養価の高い給食を届けることになる。

http://www.redcup.jp/essay/2013/

【2013年10月21日号】

<<健康・環境号一覧へ戻る