F‐SYSに6万6000人が来場 集団給食の専門展を開催

食物アレルギーや食中毒の事故防止に注目集まる

学校や高齢者施設など集団給食の専門展「フードシステムソリューション(F‐SYS)2014」が、9月17日から19日まで東京ビッグサイトで開催され、延べ6万5638人が来場。食物アレルギー対応食品、機能的な学校給食用食器、食中毒を防止する真空冷却器など、素早く安全な学校給食の提供につながる最新の厨房機器や食品が一堂に展示された。

F‐SYS
1日2回、アレルギー対応食の調理実演を実施

目玉の一つでもある学校給食展示コーナーでは、食物アレルギー事故防止に向けて、微細な部分にまで配慮がなされた給食センターの調理場を再現。実在の尾張旭市学校給食センター(愛知県)と、袋井市中部学校給食センター(静岡県)の調理場が紹介された。

袋井市中部学校給食センターでは、下処理行程までは通常献立と同じ動線で行い、その後アレルギー対応食調理室に食材を運び調理。回収後の食器も専用の洗浄機で洗い、アレルギー対応食調理室に消毒保管。

さらに、会期中はアレルギー対応食の調理実演を1日2回開催。小麦粉を除去したカレーと野菜のかきあげを、滋賀県守山市立守山小学校の廣田美佐子栄養教諭が実演。

小麦粉を含まないカレールウを作るために、カレー粉、サラダ油、大豆パウダー、片栗粉を使用。これにより、学校給食で不足しがちな食物繊維を大豆パウダーで補うことも可能だ。野菜のかきあげも小麦粉の代わりに片栗粉を使用。工夫次第で代用の食材でも味や栄養価が変わらない献立が可能だと示された。
また、会期中は食中毒やアレルギー対策など学校給食に関する様々なセミナーが開催され、来場者の関心を集めていた(セミナーの詳細は11月17日号)。

【2014年10月20日号】

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