| TOP>健康号>取材シリーズ>養護教諭の熱き風! |
■くまもと養教研究協議会
発足の意義は
熊本県は県内を宇城、玉名など10カ所の教育事務所管轄区域を単位に、それぞれの課題に対して研修等に取り組んでいる。それらの養護教諭に関わる事項をこれまでまとめていたのは、熊本県学校保健会養護教諭部会だった。しかし、近年になってある疑問に行き当たった。それは、「私たちの主張や研究の方向に間違いはないのだろうか? 果たして自分達の声は中央に届いているのだろうか?」ということ。
ただ、訴えるだけではなく、有効的・実質的にものが言える状態にしよう、そんな志を同じくする養護教諭が一人二人と増え、「くまもと養護教諭研究協議会」(瀬口久美代・会長)を発足に導いた。
子ども達の現代の健康課題である、いじめ・不登校や発達障害等、子ども達のメンタルヘルスケアに対する養護教諭の役割は重要さを増し、その対応は多岐にわたっている。また、突然犯罪に及びかねない精神状態に陥りかけている子ども達の対応に、事前に対処できる可能性は、他の教職員よりも養護教諭の方が大きい。
■いつか全国大会を
そこで、「くまもと養護教諭研究協議会」では、養護教諭の職務について協議していくことはもちろんのこと、養護教諭の新たな役割と位置づけている「健康相談活動」について、先輩後輩もなく講義や演習を行ない、多くの活動を通しながら、学習し、確認しあっている。また、「保健室におけるIT活用研修」ということで、保健指導・保健学習の際の教材作成の実技研修を行なっている。今は、これらを二本柱に、研修や勉強会をすすめているところだ。
現在、同研究協議会の会員数は135名。熊本の声を全国に反映させるため、2年前に全国養護教諭連絡協議会に加入した。瀬口会長は今後の抱負として、「私達の県にも全国大会で実践発表する力のある養護教諭はたくさんいます。それに全体の意識向上のためにも、いつかは必ず、全国大会の開催に挑戦したいと思っています」と、更なる組織の充実をめざしている。
すべては明日を担う子ども達のために。

【2005年9月10日号】