教育家庭新聞・健康号
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教育実践事例
NGOの出前出張
「ミャンマーを知ろう」
埼玉・飯能第二小
ミャンマーの子ども達が描いた絵を囲んで
ミャンマーの子ども達が描いた絵を囲んで

 国際理解の一環として、埼玉県飯能市立飯能第二小学校(冨澤武男校長)は、ミャンマーの子どもの支援を行っているNGOソシアを招き、4年生から6年生それぞれに授業を行った。

 当日、4・5年生は、前回2月の出前授業の時、ソシアを通じて自分達が撮った学校の写真がミャンマーの学校へ渡された様子を写したビデオなどを観賞し、ミャンマーの子ども達が描いた絵を受け取った。どの絵も鳥や動物、人物が色彩豊かに、また、一枚の紙に小さく数多く描かれているのが特徴的。今回のミャンマーの子ども達は、色鉛筆の使用や、真っ白い紙に自由に描いた経験がないという。ノートは貴重品なのだ。5年生の児童からは、「子どもが水運びの手伝いをしていて大変そう」「絵がきれいだった」という感想も。

 6年生は、同じくソシアのメンバーがミャンマーを訪れた時のビデオでその国の文化に触れたり、地図でその位置を確認。その後、小グループに分かれて輪になり、左隣の仲間の「いいところ」を紙に書いて右隣へまわすゲームを行った。

 ソシアのメンバーで代表理事である内山さんは、「このゲームでのお題が同級生のいいところではなく、国のいいところを書いていけば、国際交流が広がっていくと思います」という。ソシアのメンバーは主に大学生が中心となって、日本とミャンマーの友好の架け橋のために活動している。



【2005年7月16日号】


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