教育家庭新聞
TOP健康号PTA広報紙Q&A  バックナンバー
実践講座 PTA広報紙Q&A
<第21回> 2006年3月25日号掲載
 この1年間の広報委員会の活動もほぼ終わりました。最初、戸惑いがありましたが活動を進めるうちに広報委員の仕事にハマってしまいました。広報紙づくりの仕事は大変なところもありますが学校へ出向いて様々な仕事をする中で、学校のこともよく分かるようになりました。ぜひ今後も続けてみたいと思っています。次年度の活動がはじまる前に、広報紙づくりについて、もう少し勉強したいと思います。どんなことを学んだらよいでしょうか。


 新年度の委員が決まるのは、4月10日頃ですが、委員総会などが行われ、実際に広報委員会がスタートするのは、5月のゴールデンウイーク明け位ではないでしょうか。1カ月以上も間があります。この期間は、「新聞づくり」等について学ぶ絶好の機会になるかと思います。

 まず、この1年間の活動を振り返り、反省すべき点を具体的あげてみてくだい。

 次に、広報紙づくり全般について学んでほしいと思います。しかし、残念なことに、広報紙づくりに関する本はほとんどありません。拙著「はじめてのPTA広報」(白順社)は、図書館に置かれているところが多いかと思います。どんなことにもいえることですが、事前にマニュアル本をしっかり読んでも、なかなか理解できなかったものが、一年間経験してから読みますと、理解でき、合点がいくものです。ぜひ新聞づくりに関する本を読破してください。 広報紙づくりの基本をしっかりと学ぶことはとても大事です。

 もう一つは、よい広報紙の実物に触れることです。毎年、「全国小・中学校・PTA新聞コンクールの入賞作品集」が3月には作られ、実費で頒布しています(問合せ=町田第二中学校 鈴木伸男までTEL042・722・1101)。

 よい作品をみて、真似ることも、よい広報紙づくりを進める上で大切なことです。

 全国新聞研究協議会会長・鈴木伸男(町田市立町田第二中学校長)