小学生にもわかるアイコン表示を!

 ポテトチップスとえびせんで知られるカルビーだが、野菜素材のスナックも多く作っている。
 「ベジたべる」は6種類の緑黄色野菜が一袋に40%入ったスナック菓子。「さやえんどう」には180粒のえんどう豆が入っており、味付けは伯方の塩というこだわり方。
 これらは「体に良いおやつを作りたい」という発想から生まれた。しかし、着色料で色をつけているのだろうと思われるなど、当初はあまり理解されなかった面も。

 もっとその価値を分かってもらいたいと、袋に栄養や素材のアイコンをつける工夫を始めたと、同社野菜スナックカンパニー・橋本マネージャーは説明する。袋には「かぼちゃ」「トマト」などのアイコンが記載されており、子どもでも素材や栄養成分が分かるようになっている。

 ゲストティーチャーとして参加した同社の川崎さんは「授業に参加して初めて、袋の裏の情報を読む小学生がいることを知りました。今後は、グラフなども入れ、小学生にも分かりやすく変えることを検討していきたい」と語っていた。


【2003年7月19日号】