教育家庭新聞・健康号
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先輩アドバイザーが
新人養護教諭の悩みに応える
「先輩、どうしたらいいの?」
アドバイザー/東京都立九段高校・竹下君枝先生

Q 新任の私は学校の保健部に所属していますが、他の教職員の方々との関わり方などよくわかりません。保健主事(学校によっては保健主任)に聞きたいのですが、保健主事は学校保健に関心がないようで、どうやって保健活動をすすめたらよいのか悩んでいます。


A 一番大事なことは、あなたの学校の課題を明確にすることです。けがの多い学校や疲れている子どもの多い学校、心の問題が心配な学校など、健康課題は学校によって様々です。子ども達の抱えている問題に対応するためには、保健室を訪れる子ども達の健康観察や利用状況の分析、健康診断結果や保健調査結果から個々の健康状態と学校全体の状況の把握も大事なことです。課題をより明確にするためには、全校生徒に対して健康実態調査を実施してグラフ化し、他校の状況と比較・検討することも効果的です。

 課題が明確になったら、データを基にして学校保健の必要性をアピールしていきましょう。ただし、養護教諭一人で解決しようとするのではなく、学校全体で取り組んでいくことが大切です。保健主事は調整にあたる役割を持っていますので、学校で保健活動を行うには、まず、保健主事の理解を得る必要があります。また、校長はじめ他の教職員の理解と協力も必要です。学校は校務分掌などの組織で動いていますので、提案はあくまで個人的にではなく、組織的に行います。保健主事に説明し、保健部教員に理解を得、職員会議などには保健主事を通して提案します。
 子ども達を健康に導くには、理解してもらう努力を惜しまないことが肝心です。

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【2005年2月12日号】

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