教育家庭新聞・健康号
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養護教諭一問一答
先輩、どうしたらいいの?
 
アドバイザー/東京都中野区立谷戸小学校・井上真理子先生

Q.新1年生も学校に慣れ活発に遊んでいる一方、けがをする子も増えてきました。様子によって病院に運ぶべきか・どの病院を選ぶか・保護者への対応はなどを瞬時に判断しなくてはなりません。みなさんはどのようにしていますか


 A.学校のように、子どもが集団生活する場所では、ささいなものも含めると、ケガは日常的に起こっています。防げる事故は極力防いでいきたいと思いますが、起こってしまったケガも対応次第では大きな問題に発展します。

 問題を大きくしないために次の点に配慮しましょう。

 対児童生徒 ケガをした子はケガの程度にもよりますが心細くなっています。まず、安心させることです。子どもだけで大丈夫と考え、大人に言わないことがありますが、ケガをしたら必ず担任や教職員に話すことを各クラスで指導します。「いつ、どこで、誰が、何をしていてどうなった」と。

 対保護者 保護者が安心できるよう配慮しましょう。ケガの程度によりますが、なぜケガをしたのか理由と共に手当てについても帰宅前に電話等で伝えます。登校時と違う状態で家に帰ることのないようにしましょう。また、保健室で休ませて様子をみる場合も、その時点で連絡を入れると「なぜこんなに時間がたってから…」というトラブルを避けられます。

 対教職員 自分だけで判断せず、首から上の事故は必ず保健室に連絡するよう教職員に共通理解をしておきます。また、事故がなぜ起きたかの把握、保護者への連絡は担任がしますが、場合によっては養護教諭と一緒に保護者に電話をすることも良いと思います。

 口腔外科や形成外科など、病院にはさまざまな科があります。児童生徒を運ぶ際、どの科が適切か事前に調べておくことはトラブルを避ける上でも大切です。また、管理職への報告・連絡・相談も忘れずに!

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【2007年5月19日号】

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