次世代の「アトム」創造者を目指して
過熱するロボットコンテスト



 「アトムと共存できる時代がやってきた?」−横須賀会場を皮ぎりに開催されてきた史上最大のロボットショー「ロボフェスタ神奈川2001」横浜会場が11月16日〜25日、神奈川・パシフィコ横浜で開幕した。会場には最先端ロボット300台が集合。連日4万人近くの来場者が詰め掛け、デモンストレーションには人垣が2重3重に築かれていた。主催はロボフェスタ神奈川2001実行委員会、神奈川県・横浜市・川崎市・横須賀市・相模原市、ロボフェスタ中央委員会。特別後援には文部科学省。後援が総務省、経済産業省、国土交通省ほか。
 世界で初めてのロボットをテーマにしたイベントには、玩具用から警護、レスキューロボットまで、研究・開発されてきた成果が発表。ロボットCG作品展「ROBOART」や「こどもCGお絵描き教室」なども開催。また11月12日にホンダから発表された新型「ASIMO」など新製品が「ロボットライブシアター」で発表された。
 11月23日には同会場スタジアムにて、第10回全国専門学校ロボット競技会が開催された。全国専門学校情報教育協会、(財)専修学校教育振興会全国専門学校ロボット競技会主催。
 戦国時代の「合戦」をテーマにした大会には、全国から予選を勝ち抜いた21校54チームが激戦を展開。8角形の競技コートにおいて、自律型ロボット対戦競技ハードウェア・自律型ロボット対戦競技ソフトウェア・有線型ロボット対戦競技の3部門で武者に見立てたロボットが城攻めを行った。
 優勝は、自律型ロボット対戦競技ハードウェア部門が大阪工業技術専門学校、自律型ロボット対戦競技ソフトウェア部門が日本工学院八王子専門学校、有線型ロボット対戦競技に中部大学技術文化専門学校がそれぞれ輝いた。
http://www.pref.kanagawa.jp/osirase/robo/



(2001年12月1日号より)