アメリカNECCで発表
  日本人教師が報告


 6月の米NECCで日本代表プレゼンテータとして発表した2人の先生の報告会がNECAの主催で開かれた。
 全米最大規模の情報教育カンファレンスであるNECCでは500ほどのセッションやワークショップが行われる。審査委員長でNECC2001ツァー団長の中川一史・金沢大学助教授は、プロジェクト学習にインターネットがいかに使えるか、チュートリアル、クリエイティブな物語作成、といった発表が目立ったのが、今回の特徴だという。また、日本の企業展示に該当するような教師によるポスターセッションが活発で、実践のアイデア交換で賑わっていたようだ。
 日本代表として発表したのは、明崎潤子先生(兵庫県立阪神養護学校)と山本直樹先生(京都市立桂坂小学校)。明崎先生は、知的障害を持つ高等部の生徒と普通科の高校生とのバーチャルチャットソフトを交えた交流について。山本先生は静岡県南伊豆の小学校と海洋汚染をテーマにした交流を発表。発表により4名の交流希望者から声をかけられたことなどがあった。
 日本人教師の実践発表を援助しているNECAは、1次審査で選ばれた10名を1月に選考。最優秀の2人の先生を選んだ。

 問合せ=03・3533・3969



(2001年8月4日号より)