IT教育の深化・定着へ
 教科での効果的活用


 文部科学省の平成14年度予算事業の「IT教育深化・定着プロジェクト」に関連し、各教科などでのITの効果的な活用方法などを検討する「ITの活用の推進に関する検討会議(第1回)」(座長=坂元昂・メディア教育開発センター所長)が3月14日、虎ノ門パストラルで開かれ、現場の先生方の取組みの報告などがなされた。
 委員は大学教授や教育委員会指導主事、現場の教員など11人。これに、随時専門委員として各教科でIT活用の経験をもつ教員を加えていくという。第1回は専門委員として、名古屋市立小碓小学校・成田歌寿子教諭(学校図書館活動)、神奈川県川崎市立白鳥中学校・高野直美教諭(美術)、東京都立墨田川高等学校・小泉力一教諭(数学)が参加した。
 会議は来年3月まで実施され、第2回は4月10日に開かれる。検討課題は、1各教科などの指導の目標を効果的に達成するためのITの活用方法2ITの効果的な活用の伝播定着のための方策3上記の実現のために必要なIT環境、教育用コンテンツ・ソフトウェア、指導体制、支援体制、など。
 委員は次の通り。
 赤堀侃司・東京工業大学教授▽大野整・長野県教育委員会指導主事▽小澤千佳子・茨城県千代川村立千代川中学校教諭▽川角博・東京学芸大学教育学部附属高校教諭▽阪田史郎・日本電気インターネットシステム研究所長▽清水康敬・国立教育政策研究所教育研究情報センター長▽永野和男・聖心女子大学教授▽中邑賢龍・香川大学助教授▽堀田龍也・静岡大学助教授▽松田洋子・東京都三鷹市立第一小学校長



(2002年4月6日号より)