教育委員会の取り組み 北から南から

岐阜県多治見市

  授業で使えるHP
  研修で教師がリンク集作り


 岐阜県多治見市では、平成14年度緊急雇用特別対策事業により、市内全小中学校19校にパソコンインストラクターを派遣した。インストラクターは8人で、1校あたり47時間、6か月の契約。
 インストラクターによる研修の内容は、Wordを全く使えない先生への1対1のマンツーマン指導や各学校の要望に応じた研修・支援、また初歩的なインターネット検索の共通研修も行った。
 共通研修では、インストラクターが研修の説明で利用できるプレゼンテーション資料をホームページに公開。その資料を使って以下の研修を行った。そして、研修成果を1つにまとめて、授業・教材研究に使えるリンク集を作り、教育研究所のホームページに公開した。
 1 自分の学年・教科・単元を選び、その授業・教材研究で使えそうなホームページを探す。
 2 そのURL(アドレス)をエクセルのファイルに貼り付ける。
 3 どんなホームページか短い説明を書く。
 4 1〜3を繰り返す。できるだけたくさん選び出す。
 5 できたファイルをまとめる。(インストラクターの指示による)
 できあがったリンク集は、小学校、中学校の各学年教科の単元ごとに使えるホームページが多数示され、使い勝手がある。
 岐阜県多治見市は、15年度に整備が行われる小学校低学年を除き、各学校で既に普通教室に各2台、特別教室などに学校ごとに6台、及び校内LANの整備を終えている。インターネットには、CATVで接続。ただ、市のネットワークは小学校はWANになっているが、中学校はこれからと未整備の部分もある。
 http://www.city.tajimi.gifu.jp/section_news/kyoiku_kenkyu_jyo/index.htm

(2003年2月1日号より)