インターネットの教育利用に

特別料金制度を検討

NTTとプロバイダー3社


 インターネットの教育利用に関連し、学校向けの特別料金制度の導入を郵政大臣が要請していたのに対し、NTT及び大手プロバイダー3社は、前向きに検討したい旨を10月16日、郵政大臣に報告した。
 詳細については後日、直接各社から発表されることになるが、NTTはISDNの回線料金(INSネット641回線)について1999年中に1月100時間以内約9000円の定額料金制の導入、プロバイダー3社はインターネットの利用料金を半額程度にする計画の模様。
 文部省では現在全校インターネット接続計画を進めている。その予算措置の積算では、通信費が月約1万2000円で計上されている。つまり、NTTの月9000円の定額料金が実現すると、計算上学校で1月100時間以上利用できることになる。
 これは9月末、郵政大臣が電気通信事業者協会、テレコムサービス協会、日本CATV連盟、通信機械工業会の通信事業者団体のトップを招き、1学校向け特別料金制の導入2教職員向けのボランティア(支援)の検討3ホームページにおける学校向けサービスの情報発信、などを要請。10月中旬までに解答を求めていたもの。

(教育家庭新聞98年11月7日号)