年頭ごあいさつ 都道府県教育長

「たくましく生きる力」を育む 群馬県教育委員会教育長・笠原 寛

群馬県教育委員会教育長・笠原 寛

群馬県では、人口減少対策が喫緊の課題となる中、平成28年度から第15次総合計画「はばたけ群馬プランU」において、「群馬の未来を創生し、魅力あふれる群馬を実現する」という基本理念の下、「地域・経済・社会活動を支える人づくり」を柱の一つに掲げ、取り組んでいます。

人口減少の本格化に伴う人口構成の変化やAI(人工知能)が進化する中で、次代を担う人づくりを行うために、児童・生徒の確かな学力を育成するとともに、自ら学び、課題を発見し解決できる力、たくましく生きる力を育むことが、私達の責務と認識しております。本年策定予定の次期教育振興基本計画において、今後、本県においてどのような教育を推進していくのかを明確にし、子供たちが未来に向けて夢や希望を抱いて学べるよう、子供たちの個を尊重しつつ、きめ細やかな学校教育の充実を進めて参りたいと考えています。

また、家族形態の多様化や地域とのつながりの希薄化など家庭を取り巻く環境が大きく変化していることから、本県では、平成28年に条例を制定し、すべての教育の出発点となる家庭教育について、各家庭の自主性を尊重しつつ、学校、地域住民、地域活動団体、事業者、行政その他関係者が連携し、社会総掛かりで家庭教育を応援する取り組みを進めています。引き続き皆様のご理解・ご協力をお願いします。

 

【2018年1月1日】

関連記事

↑pagetop