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Net World+Interop 2004Tokyo
NetWorld+Interopに
未来を見に行け

NetWorld+Interop 2004 Tokyo(以下N+Iと略)が6月28日〜7月2日にかけ、幕張メッセ・日本コンベンションセンターにおいて開催される。ブロードバンド・ネットワークの最新技術をダイレクトに体感することができる一大イベントだ。学校教員や教育委員会は、「N+I」をどう活用していけば良いのか。何をどう見れば良いのか。堀田龍也氏(静岡大学助教授)と佐藤孝氏(NetWorld+Interop 2004 Tokyoプロデューサー)に、「N+I」の見所と活用法を聞いた。

佐藤孝 Net World+Interop 2004Tokyoプロデューサー・メディアライブ株式会社事業部長
佐藤孝

NetWorld+Interop 2004 Tokyo
プロデューサー兼メディアライブ・ジャパン株式会社事業推進本部部長

 

堀田龍也 静岡大学情報学部情報社会学科・助教授 専門領域は教育工学、教育情報学、情報教育論。
堀田龍也

静岡大学情報学部情報社会学科・助教授 専門領域は教育工学、教育情報学、情報教育論。

 

先生に必要なことは
「未来の世界」の体験です
次世代ネットワークの
新技術がわかる!
堀田 「N+I」は、学校の先生にとって、いい意味で「未来を見せる」イベントです。学校の先生にはIT業界がどう動いているのか、ほとんどイメージがないんですよ。ないから、「ITより対面が大事」などという誤解が起こる。でも、メールや電話など、それぞれの良さはあるわけです。
 ただ、学校現場の遅れは深刻で、学校に導入されているものは、決して「最先端のもの」ではない。最先端のものを見てもギャップは大きすぎて、何が起こっているのか分からず「関係ない」と思いやすい。そこが問題です。

佐藤
 様々な業種の皆さんとお話をして感じることは、ITをわかる「つなぎ目」になる「人」の存在の有無です。教育委員会の情報担当の方や、学校で情報を担当されている先生方にはぜひいらして頂き、どんな世界が現実に起こっているのか、未来性を見て頂き、ぜひとも「つなぎ目」になって頂きたいですね。
 「N+I」にはIPv6やVoIP、セキュリティなど4つのショーケースがあります。それぞれのキーワードが分からなくてもいいんですよ。とにかく、その「新技術を使った次世代の世界が分かる場所」になっていますから、まずは見て、体感して頂きたいと思っています。
 
堀田 「体感する」はキーワードですよね。先生に必要なことは、未来の世界の体験です。IPv6という言葉を覚えてほしいのではなくて、未来の教室に思いをはせてほしいです。
 教室のPCが高速ネットワークにつながっていて、IP電話で無料で問い合わせが出来、交流したいときに即できる教室の姿にリアリティを持つことは、体験していない人には分かりません。1.5Mの回線では、ストレスなくテレビ会議は出来ない、ということを知ってほしいと思います。

佐藤 そうですね。ショーネットでは、現時点で最高速の回線が張り巡らされており、どんな技術を使うことでどのような環境が整うのかを見ることができます。技術は必要ありません、クリックするだけです(笑)。
予算の獲得には
「ビジョン」が必要
堀田 「ようやくネットワークにつながりました」というので、聞いてみたら、なんとISDNだったりするわけです。ネットワークは、高速であればあるほど、時間的にも質的にも良いに決まっているわけですが、「学校は社会よりも導入が遅い・質も低い」のが当たり前、になっている。そうではなくて、未来を担う子どもたちにこそ最新技術が必要なのだ、という機運が高まっていくべきでしょう。そのためにも学校にかかわる誰がが、「数年先はこうなっている」というイメージを持つことは非常に重要です。「未来を見て来い」と、奨励する機運を高めていきたいですね。
 「N+I」に来る教員は、同時に保護者でもあるわけです。保護者からの声で学校が変わる可能性は、十分あり得ます。「うちはまだネットワークが来ないの、どうしてこんなに遅いの」という声の量を上げることにもつながります。

佐藤 日本は、実はインフラの面ではとても恵まれています。月数千円程度で8Mを使えるのは、日本くらいではないでしょうか。アメリカだとひと月何万円もかかるのです。この利点を教育現場にもぜひ活用して頂きたいです。

堀田
 予算の問題の点が必ずクローズアップされますが、今の時代、お金なんてどこにもない(笑)。企業は、お金が余っているからブロードバンド化しているわけではない。必要だから、なんとか捻出してやっているわけです。「いい教育をしてもらうために学校に高速ネットワークを引きたい、その実現のために、月に100円払ってください」と学校が言えば、親は払いますよ。年間何万円も教材費を払っているんですからね。そういうふうにもっていけば良いのに、先生に授業のイメージがないので、そうは進まない。たとえ整備は後追いでも、今後はこういうふうになっていく、それに向かっていこう、というムードやビジョンが必要ですよね。ビジョンがないから予算獲得が下手なわけです。こういうものを見て、学校に関わる全ての人が、学校情報環境をどう整備すればよいのか、よく知ってほしい。その点「N+I」は、10年先の子どもの力を考えると、大変重要なイベントです。 
セキュリティの
セミナーも充実
ビギナーなら
「若葉マーク」目安に

堀田 学校教員や、教育委員会にお勧めのイベントはありますか

佐藤 「N+I」のビギナー向けのセッションには「若葉マーク」がついていますので、ひとつの目安になるかと思います。高橋徹先生((財)インターネット協会副理事長)が「ネット20年」(SS1)というセッション(聴講無料)で、今まで20年間のネットワークがどう変わってきたのかを振り返りますので、それほど知識のない方にはお勧めです。また、ネットワーク管理にこれから携わろうとする方のための「ビギナーズ・セミナー」(BS1〜5)も開催されています。
 「ShowCase早わかり」(W809)では、各ショーケースの狙いがデモンストレーションされますので、こちらに足を運んで頂いてからショーケースに来て頂くと良いですね。そして、素朴な質問をどんどんぶつけ、コミュニケーションを図って頂きたい。それが、学校現場と技術者の交流にもなります。

堀田 セキュリティは、個人情報を扱う学校にとって、ひとつの大きな課題です。

佐藤
 セキュリティに関してのセッションは充実していますよ。「ワイヤレスLANセキュリティ」(C1)、「セキュリティ対策情報の円滑な伝達方法」(C4)、「セキュリティ運用は自前かアウトソースか」(C31)など、各種カンファレンスがあります。また、少々レベルは高くなりますが、「管理者に必要な個人情報保護法の実務対応」(W908)は、今注目の「個人情報保護法」に関する対応の実際についてです。

堀田 それはぜひ聞きたいですね。興味があります。難しいですからね。

佐藤
 中には、生徒連れでいらっしゃる学校もあります。先生が生徒を連れて行き、みんなで一緒に体験し、意見交換を行うという、非常に良い形で活用して頂いています。現在、「N+I」では、6月24日までに事前登録して頂くと、入場料が無料になるキャンペーンを行っています。ぜひみなさんに、様々な世界に思いを馳せて頂きたいですね。

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 ■会場:幕張メッセ
 ■展示会:6/30(水)〜7/2(金) ■コンファレンス:6/28(月)〜7/2(金)

  事前登録者は入場無料!http://www.interop.jp/