不登校児童生徒の学習機会を確保する学習・校務支援サービス「palstep」が全国で提供開始されます。「palstep」は、ICT を活用して不登校児童生徒と教職員の連携を支援するサービスです。
このサービスは、ソフトバンクグループで教育事業を行う株式会社エデュアスが提供するもので、不登校の児童生徒が自宅など学校以外の場所にいながら学校と連携して学習することをサポートします。
「palstep」は、2017年11月から2018年3月末まで 8 つの自治体でトライアルでのサービスが行われ、今回トライアルでの実証をふまえての機能強化で、2018年4月2日より全国の自治体を対象に開始されます。
「palstep」は、インターネット環境があれば、パソコン、タブレット、スマートフォンなどを使い、どこにいても学習できるeラーニングシステムで、児童生徒と先生は、学習コンテンツ内に設定されたコミュニケーションボットを使い、日々コミュニケーションをとることができます。
学校との連携で指導計画に沿っ て学習を進めることができるため、児童生徒の状況に合わせて教材の進度調整をしたり、学習単元を選択したりといったことができます。こうして個別の支援で一人ひとりの学習空白を埋めることにより、これまで難しかった不登校の児童生徒の評価が行われることを目指します。
また、児童生徒の健康状態、生活習慣、学習習慣などがコミュ ニケーションボットのログや学習履歴からデータとして蓄積されるため、これらを活用し、さらに 適切な支援計画や授業計画の立案を行うことも可能となります。
