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教育旅行

自然・文化学ぶ 北海道教育旅行

2018年2月19日
教育旅行
北海道教育旅行サイト

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(公社)北海道観光振興機構が主催する「平成29年度北海道教育旅行説明会・相談会」が12月11~14日まで、広島・大阪・名古屋・東京の4会場で開催された。現地で修学旅行生を対象としたアイヌ文化や北方領土、自然体験学習の提供に携わる北海道教育アドバイザーの講演やブース説明が行われ、中高校の教育旅行関係者や旅行会社が多数参集した。

空知川の体験通して自然の脅威も伝える
リトル・トリー大野聡代表

迫力ある空知川のラフティング

迫力ある空知川のラフティング

広島会場・説明会で登壇した有限会社リトル・トリー代表取締役・大野聡氏は、星野リゾート・トマムに宿泊した中高生を中心に空知川を拠点とした自然体験を提供している。年間約30校がラフティングやカヌー、ソラプチパドリング(ダッキー)、キャニオニングなど様々なアクティビティを体験している。
空知川は、日本の河川の中では最も上流でラフティングが実施できる規模の大きな河川。季節ごとの水量の差も少なく、一年を通して安定した体験が実施できる環境だ。一昨年は大規模な台風にも見舞われたが、体験場所を下流に移すことで対応した。「体験中には台風で受けた被害について話し、子供たちに自然災害の脅威も伝えている」と大野氏は語る。

安全面も配慮体験中はいきいきと

体験中は名札を準備するなど、子供たちと名前で呼び合うことを意識している。「20年以上ガイドとして修学旅行に携わってきたが、体験する子供の姿は変わらない。生き生きとして輝いている」と大野氏。多くの子供に体験して欲しいという思いから、身体に障害を持つ子供も積極的に受け入れているという。安全面も考慮しており、多人数の体験時には地域のガイドと連携してサポートにあたっている。

アイヌ文化や北方領土 多様な教育プログラム

説明会では、アイヌ語復興運動に取り組む関根健司氏(平取町立二風谷アイヌ文化博物館学芸員補)や北方領土語り部講師・高岡唯一氏(公社・千島歯舞諸島居住者連盟)も登壇した。関根氏は、博物館での業務以外にも小学校でのアイヌ語学習講師、アイヌ語音声録音資料の聞き起こし事業の主導、アイヌ語合宿を主催。町立博物館では、衣食住を中心にアイヌの文化を紹介。木彫や舞踊、伝統楽器ムックリ演奏などの体験学習や講話も実施している。
高岡氏は、歯舞群島多楽島で幼少期を過ごした経験を修学旅行生らに伝えている。講話は年10数回行っており、当時の島々の様子やソ連軍の侵攻の様子などを話している。語り部の高年齢化が進む中、同連盟では後継者の育成にも注力。
北海道の教育プログラムは、北海道教育旅行サイト(hokkaido-syuryo.com/)でも紹介。

教育家庭新聞 健康・環境・体験学習号 2018年2月19日号掲載

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