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農家先生による授業
信州すざか農業小学校豊丘校

 長野県須坂市が市内豊丘地区24名のお年寄りを農家先生に迎え、昨年度開校した「信州すざか農業小学校豊丘校」。この農業小学校は月2回、土曜日の午前中に行われるもので、平成17年度は、須坂市内の小学校から参加した児童55人が年間授業計画に従って、農家先生から授業を受けた。

 「すべて自然そのままを基本に、土に親しむこと」というのが、児童に農作業を教える際のモットー。授業を通して食べ物や農業の大切さを学ぶことや、自然の厳しさを学ぶこと、労働の尊さと食の喜びや有難さを学ぶことなどが農業小学校の目的となる。

 また、ここで行われるのは農業だけではない。昨年7月2日には、夏の遠足ということで、農業小学校から車で40分の五味池破風高原自然園へ。児童らは保護者と一緒にレンゲツツジの池で、わらび狩りと焼肉パーティーを楽しんだ。

 昨年8月27日には、地域の伝統文化を学ぼうと、御射山祭の伝統行事として、里山から採ってきたカヤで箸作りに挑戦。専門の講師から行事の由来について話を聞いていった。9月24日に行われた稲刈りでは、農家先生の教えを受けながら、手際よく一束ずつ稲を刈り取っていき、午前中のうちに作業は全て終了。そして12月17日には、子ども達が田植えから、稲刈り、脱穀まで行ったもち米を、臼と杵を使って、昔ながらの「もちつき大会」が開かれた。

 こうした農作業は、子ども達にとって初めての経験ばかり。お年寄りの農家先生から受ける手ほどきも貴重な体験で、子どもと農家先生の間には、農作業を通じて暖かい交流が生まれていた。

 2月18日には17年度の卒業式が行われ、市内小中学校に公募した中から選ばれた豊丘小学校6年の坂田由里香さんの校旗が披露された。こうして初年度の児童は卒業したが、この4月15日には、18年度の入学式が行われた。今年も田植えや夏と秋の遠足、畑の手入れなど、全18回の様々な授業が予定されている。

 農業小学校に関する問合せ=長野県須坂市教育委員会生涯学習課 電話026・248・9011

【2006年4月15日号】

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