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学生・地域に浮世絵文化を

「城西大学水田美術館」が開館

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テープカットには地一粟坂戸市の
伊利仁市長らも参加

 学校法人城西大学は、昨年創立45周年を迎えたことを受け、これまで水田記念図書館8階に創設されていたものから独立した建物となる「城西大学水田美術館」を設立。12月9日には竣工式が行われた。同館は、城西大学創始者の水田三喜男氏が生前に集めた浮世絵コレクションを中心に国内外の様々な展示を置き、学生はもちろん同大学のある坂戸市をはじめとした地域住民にも親しまれる場となるよう願いがこめられ、学校の顔でもある入り口に建設された。

  同館はニューヨークを基盤としたStudio SUMOのスニール・ボールド氏と、ヨランダ・ダニエルズ氏と(株)大林組によって設計された。スリットから自然光が優しく入り込むスロープを通って館に入ると、2階のギャラリー1、2へと導かれ、1階の開放的なギャラリー3はイベント等にも使用できるフレキシブルなエリア。

  同大学の水田宗子理事長(水田美術館館長)は、「本学の創立者は大変浮世絵を好んでおりました。江戸の庶民の方々が好んでいた浮世絵、この文化を若い世代や地域の方々に近くで見ていただきたいと思います」とあいさつした。

【2011年12月19日号】