本紙調査A-全国の市区教委に聞く

小学校でWindows95 46%に

中学校はMS−DOSが60%

 

学校に導入されているコンピュータのOSの種類はどうなっているのだろうか。導入時期によりOSが異なるため、学校ではOSが混在している。
この調査では、小学校の設置台数5万7314台、中学校の設置台数6万5821台のうち、OSの種類などが不明だった約10の市区の設置台数(小学校3802台、中学校5031台)を除いて割合を求めた。なお、OSの調査は難しく、以下の割合は近似値として理解してもらいたい。
調査によると、小学校ではWindows95がインストールされているコンピュータの割合がもっとも多く46・2%。次いで多いのがMS-DOS(FM-TOWNS OS含む。以下同)で30・8%、Windows3・1が19・7%。マッキントッシュなどその他OSの割合が2・9%。WindowsNTも徐々に導入されつつある。
小学校に比べ導入の早かった中学校では、MS-DOSの割合がもっとも多く60・2%と6割を超えた。次いでWindows95が29・9%、Windows3・1が8・9%、WindowsNT0・8%、その他OS0・7%の順となっている。
なお、5月時点で今年度中に新規に導入予定されている台数は、小学校が9825台、中学校1万2348台。更新台数は小学校1936台、中学校1万4934台。これらがすべてWindows95になりMS-DOSが破棄されると仮定すると(実際にはWindows98やNTワークステーションもかなり導入される、MS-DOSもそのまま使われるということがあるが)、小学校における95の割合は6割近くに(57・5%)に、中学校も6割を超える(62・0%)計算になる。

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