●喰えるときに喰え (2005年11月22日)
「まだ食べるんですか?」
気づくと、眉をへの字に曲げた人が、僕の眼前にあって、僕がこれ以上の食事をしようとするのを明らかに快く思っていないように思われます。
僕は、どうやら大食漢のようです。ひとと食事をする回数がふえるようになり、はじめてそのことに気がついた。その後、よくよく自分自身の出費を調べると、エンゲル係数が50%をこえているのでした。ちょっと異常かも。
なぜ、こんなに食べるんだろうか。自分の記憶をたどってみたら、ある言葉にたどり着きました。
ちいさいころ、よく曾祖母から言われていた
「喰えるときに喰え。ないときにはやれんからな」
これです。今考えると、「ないとき」がおこるほど生活に困っていた家庭ではなかったのですが、ほら、曾祖母の世代は喰うに困る時期を何回も経験しているわけで、さらに僕も、小さなこどもでしたから。
「そっか。ない時は食べられないんだ」
ストレートにふに落ちる。好き嫌いなく「あればありったけ」の人として、育っていったのでした。繰り返されることばの力と、それを吸収してしまうこどもの、ある意味の素直さってものすごいなと思います。
「榊原さん。榊原さんってば」
気づくと、眉をへの字に曲げた人が、僕の眼前にあって、僕がこれ以上の食事をしようとするのを明らかに快く思っていないように思われます。
「まだ食べるんですか?」
僕としても、そういう顔を露骨にされると、左手でお品書きをめくりつつ、悪いなと思っちゃうわけですよ。たこわさでつなぎつつ、ピザ、から揚げとサラダ、軽いなべ物とを頼んだあと、その中でおじやを作って食事をしめ、最後にデザートを食べるつもりでいたのですが…まあ仕方がありませんね。「人の嫌がることはするな」と、僕の小学校の恩師である遠山先生も言ってましたし。とっても残念ですが、たこわさだけは諦めときます(榊原)
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投稿者 kksblog : 2005年11月22日 06:15
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