●解りやすい文章を書く (2006年02月08日)
解りやすい文章とはなにか。実務的な文章に限っていえば、最後に「つまりこういうことなのね」と読んでいる人の頭に残させる文章だ。そのためのポイントは3つある。
1:余計なことは書かない=主張したいことだけを書く
2:一文一意=ひとつの文に、ひとつの意味を
3:水戸黄門をお手本にする=先の読める構成を考える
文章に余計なことを書くと、主張したい部分が分かりにくくなる。必要な部分だけを残して、後はそぎ落とすことが大切だ。
このポリシーを端的にあらわすものとして、良く引き合いに出されるのが「ミシガンメソッド」。
「ミシガンメソッド」
良い文章とは、女性のはくミニスカートのようなものだ。短ければ短いほど良い。ただし、最も大切な部分はカバーされなくてはならない。
つまり「必要十分な文章だけを書こう」ということ。これを覚えて実践できれば、1番は問題ない。
ひとつの文章がひとつ以上の意味を持たないようにするのも、解りやすい文章を書くポイントになる。
ひとつの文章が、ひとつの以上の意味を持つと、どうなるか。
例:ひとつの文章が、ひとつの以上の意味を持つ文章だらだら続いて読みにくくなる。こういうときは、いくつかの短文へと書き直そう。まずは、文章の接続部分を、英語で出してみる。「ミシガンメソッド」
良い文章とは、女性のはくミニスカートのようなものであり、短ければ短いほど良いのだが、最も大切な部分はカバーされなくてはならない。
例:接続詞を英語で出してみるこれで、短い文の続く文章となる。きびきびした短い文章は、読んで理解しやすい。頭にも入っていきやすくなる。「ミシガンメソッド」
良い文章とは、女性のはくミニスカートのようなものだ and 短ければ短いほど良い but 最も大切な部分はカバーされなくてはならない。
だらだら続く長文の接続部分の多くは、「and」「or」「but」などで表現できる。これを短文に書き換える際には、「and」:無条件で取ってしまってかまわない(少し構成が変わる場合もある)
「or」:「もしくは」などでつなぐ。
「but」:「しかし」「ただし」などでつなぐ。
テレビ番組の水戸黄門は、先が読める。一定の型があるからだ。
水戸黄門がある土地に訪れる。地元の人と知り合う。知り合った人は、なにかのトラブルに巻き込まれている。水戸黄門がそのトラブルに首を突っ込む。地元の悪人と対立する。斬り合い。印籠。「ははぁー」(時と場合によっては「かまうこたあねえ、こんなじじい、やっちまえ」。さらに斬り合い)。水戸黄門、新たな旅立ち。空は快晴、日本晴れ。
こういう型は、視聴者みんなが知っている。だから、先が読めて、視聴者は観ていて安心する。文章もこれと同じ。あらかじめ先の読める構成にできれば、読者は読んでいて安心する。
しかし、文章は相手に知らないことを伝えるために書くことが多い。よって、先が読めるようにするには、少し工夫が居る。この工夫、大きく分けて3つほどある。
1.結論や要約文を先に書いておく
2.結論や要約文の順番で、そのあとの文章を書く
3.接続の言葉をうまく使う
1.結論や要約文を先に書いておく
結論や全体の要約文を先に書いておくと、その続きが理解しやすい。忙しいときには、冒頭だけでも読んでもらう。新聞の書き方は、基本的にこれ。
2.結論や要約文の順番で、そのあとの文章を書く
先に書いておいた結論や全体の要約文の展開どおりに、その後の文章をつなげる。そして、結論や要約文に書いた以外の内容は、書かない。ミシガンメソッドの応用とも言える。
3.接続の言葉をうまく使う
文と文との間に、接続の言葉をうまく配置すると、それぞれの文の関係が理解しやすい。代表的な言葉は「よって」「なぜなら」「その結果」など。その後に続く文章が、どういう論調なのか、あらかじめさし示してくれる。
■再度のまとめ
もう一度まとめておく。
解りやすい文章とは、読者が読み終えた時に「つまりこういうことなのね」と理解、残させる文章のこと。そのためのポイントは、3つある。
- 余計なことは書かない=主張したいことだけを書く
- 一文一意=ひとつの文に、ひとつの意味を
- 水戸黄門をお手本にする=先の読める構成を考える
■終わりのおまけ:ミシガンメソッドに反して
こういった点を頭に入れても、文章全体の構成がどうしてもうまくいかないという人向けのエクササイズ。
その文章に盛り込むべき情報をすべて洗い出して、カードに書き出してみる。ひとつのカードに書くのは、ひとつの情報だけにとどめるのがポイント。すべて書き出したら、このカードを並べ替えて、全体の構成を作る。作り終えたら、カードで作った構成に従って、文章をつづっていくだけ。
これで、ずいぶんと楽になるかと。お試しあれ。(榊原)
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投稿者 kksblog : 2006年02月08日 11:30
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