●閣議決定「イノベーション25」 理数教育の重点化が明記 (2007年06月15日)
6月1日に閣議決定された「イノベーション25」では、理数教育の重要性が主張されています。

長期戦略指針「イノベーション25」最終とりまとめ~未来をつくる、無限の可能性への挑戦~(内閣府)
2025年をみすえた動き「イノベーション25」。約20年後の日本に向けて、今後はどういう教育体制になっていくのでしょうか・・・。
まず「イノベーション25」についてまとめておきます。「イノベーション25」とは、2025年までを視野にいれた国家的成長戦略指針です。安倍政権の所信表明時に公約として挙げられており、イノベーション担当大臣を高市早苗氏とし、その策定をつづけてきました。
ここで、重視されているのが、イノベーションという考え方。イノベーション25の特設サイトでは、次のように定義を記しています。
「イノベーションとは、これまでのモノ、仕組みなどに対して、全く新しい技術や考え方を取り入れて新たな価値を生み出し、社会的に大きな変化を起こすことを指します」。
この定義にも書いてあるように、イノベーションをおこすには新たに取りいれるための技術が必要、その基礎になるのは、理数系の基礎的な素養、というわけで「イノベーション25」には、理数教育の重要性についての話がおおくもり込まれています。小・中・高に関連する施策は、理数への興味・関心がたかい児童・生徒・学生に、高度で先進的な理数学習の機会をあたえる【高度で先進的な理数学習の機会の提供】と、小・中・高等学校において国際レベルの理数教育の充実をはかる【理数教育の充実】の二つ。それぞれに、おおくの具体策が検討されています。
また、大学に関しては、「出る杭を伸ばす」という表現が何度も使われており、その入り口となる大学入試に関しても「入学者選抜の内容・方法の改善を図ることはもとより、抜本的な大学改革を推進していく」としています。そのひとつの方向として示されているのが、現在でも一部でおこなわれているアドミッション・オフィス入試(AO入試)を強化する方向性です。AO入試で入学した学生の、在学中や卒業後の追跡調査や分析をおこない、入学する学生の質を一定以上にしていく試みが行われるとのこと。
イノベーションを重視して進めているので、いわゆる文系教科についてはほとんどふれられていませんが、文系と理系という区別をなくすべきだという意見もぼちぼち出てきているようです。
この流れでいくと、今後教育課程の中に時限数をきっちりとって、多く盛り込まれていくのは、理数系の教科、そして英語という事になるのでしょうね。個人的な感想を言えば、今のカリキュラムのままでも、しっかり教えられれば(そして覚えていれば)、相当の学習レベルまで行けるだろうと思います。日本の高校教科書には、米国では大学や大学院で学ぶような内容が入っていたりしますし・・・。
イノベーション25では、その他にもワークライフバランス、キャリア教育・職業教育の推進なども記されています。
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投稿者 kksblog : 2007年06月15日 04:06



