●漢字調べには電子辞書より携帯電話−平成18年度「国語に関する世論調査」− (2007年09月13日)
「国語に関する世論調査」の結果が報告されています。この調査は文化庁が平成7年度から毎年行っているもので、結果の概要が同庁のサイトに掲載されています。

はにわの時代の日本語はどんな言葉だったんでしょう
平成18年度は日常の言葉遣いへの関心、漢字の読み書き、常用漢字表の認知度などについて調査しました。毎年取り上げられている、慣用句の言い方や、その意味についての設問は今年も実施されています。
日常の言葉遣いについて、全体でみると「関心がある」と答えた人が8割弱にのぼりました。これを年代別に見てみると、20代から50代までは「関心がある」と答えた人が8割台ですが、10代、60歳以上では6割台にとどまっています。
言葉遣い、言葉の書き方などで何に関心があるか、という設問では「日常の言葉遣いや話し方」「敬語の使い方」と答える人の割合が高くなりました。特に「敬語の使い方」は20代で75%にのぼり、社会に出て敬語の難しさと直面しているようすがうかがえます。
「漢字を習得するために役に立ったこと」は「何度も手で書く」「辞書をこまめに引く」といった、従来からのアナログな方法が高い割合になっています。平成14年度の調査と比較するといずれも減少しており、特に「辞書を引く」は16ポイント低くなっています。その代わり「ワープロ・パソコンの文字変換」が増加しています。
漢字を書けないときの調べる手段については、全体で見ると「本の形になっている辞書」が6割を超えてトップですが、年代別に見ると30代以下は5割未満になっています。この年代で多いのは「携帯電話の漢字変換」で、20代では約8割にものぼっています。10代は持たされないケースもあってか、携帯電話は6割台にとどまり、電子辞書が約5割と、他の年代に比べて突出して多くなっています。
ワープロやパソコンなど、日本語入力ができる情報機器の普及によって、言葉の「読み・書き」を取り巻く環境は大きく変わっています。この調査の中で、手軽に漢字に変換されることから、文章の中で漢字を多く使うようになった反面、手書きでは書けないことが多くなった、という結果も出ています。
便利な道具を使いこなすことで、仕事や生活の効率が上がることはよいことですが、ときどき昔ながらのやり方に立ち戻ってみるのも、人間自身の能力を下げないためには必要なのかもしれませんね。
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平成18年度「国語に関する世論調査」の結果について
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投稿者 kksblog : 2007年09月13日 06:36



