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若者の約8割がケータイゲームを利用 3人に1人が学校や習い事でもゲームを手放さず (2007年11月23日)

モバイルリサーチを展開するネットエイジア株式会社が「10代・20代のケータイゲーム利用に関する最新動向調査」の結果を発表しました。

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by cbolten

今回の調査は、15歳~29歳の携帯電話ユーザーに対して実施、合計で600名の回答を集計しました。回答者の内訳は、それぞれ15歳~19歳の男女各100名、20歳~24歳男女各100名、25歳~29歳男女各100名からとなっています。調査結果では、若者とケータイゲームの深い関係が顕著に表れる結果となりました。

現在、利用しているゲーム機およびゲームができる環境を分析したところ、「家庭用ゲーム機」(53.2%)や「携帯型ゲーム機」(52.7%)を抑えて、「ケータイゲーム」が79.3%とトップで、年代による差はあまりないものの、「ケータイゲーム」の利用率は男性より女性の方が若干高い傾向を示しました。

「ケータイゲーム」と「携帯型ゲーム」(たとえば、ニンテンドーDSなど)の両方を利用し、他のゲーム機を利用していない人で、現在どちらの利用頻度が高いのかを分析したところ、「携帯型ゲーム」の11.8%に対して、「ケータイゲーム」は47.1%と、「ケータイゲーム」の圧勝でした。

ケータイゲームをしている場所・場面を聞いたデータをもとに、サンプル全体から分析した結果、15~19歳の若年層の3人に1人が「職場・学校・教室(習い事)」でケータイゲームをしていることがわかりました。ちなみに、他の年代の「職場・学校・教室(習い事)」でのケータイゲーム利用は2割程度にとどまりました。

ケータイゲームの利用者に満足度やその理由を聞いたところ、全体の6割が「いつでもどこでも楽しめる」(84.6%)、「気軽に短時間で遊べる」(64.7%)などの理由から「満足」と回答しています。しかし、「不満」(約2割)の理由には「利用料金が高い」(31.0%)、「ダウンロードや使用設定など手間がかかる」(30.0%)がありました。

有料ケータイゲームの利用者に現在利用しているゲームのジャンルを聞いたところ、全体で最も多かったのは「ロールプレイング」(41.1%)で、次いで「パズル」(34.9%)、「テーブルゲーム(ボード・カードゲーム含む)」(33.6%)の順。また、男性は「アクション」(31.2%)、女性は「パズル」(47.8%)が高い結果となりました。

子どもたちとケータイゲームは切っても切れない関係にあるようです。しかし、学校や習い事の場で隠れてゲームをしているのは良いこととはいえません。ケータイゲームの利用自体を禁止するのではなく、利用時間や利用場所に関してのしつけが家庭で必要になってきているのではないでしょうか?

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2007年11月21日 10代・20代のケータイゲーム利用に関する最新動向調査



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投稿者 kksblog : 2007年11月23日 20:47


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