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小学生児童から生まれたアイデアによるペンケース~コクヨより新発売 (2007年12月08日)

コクヨグループのコクヨS&T株式会社から金沢大学教育学部附属小学校の子どもたちのアイデアによって生まれたペンケース『D-project』(ディープロジェクト(ボックスタイプ))が新発売されます。

071207.JPG
by damien van holten

このペンケースは、2006年9月より半年間、コクヨの商品開発担当者の方が講師となり、金沢大学教育学部附属小学校の6年生が、「仕事体験授業」を実施したことから生まれたものです。

「仕事体験授業」では、身近な学童文具を題材にデザインや機能の検討、市場調査、プロモーション企画などに取り組み、この取り組みを通じ生まれた企画案の中から、特に優れたアイデアが『D-project』(ディープロジェクト(ボックスタイプ))として商品化されました。

素材にはエナメル調の合成皮革を使用しており、なめらかな光沢が出ており、上品なしあがりとなっています。両側面には、カードや写真を入れられるポケットが付いていて、ラインストーンを貼ったり、ポケットに好きなカードを入れるなど、好きなデコレーションが楽しめるようになっています。また、ボックス型の形で、収納している物が見やすく、内側に小物も整理できるメッシュポケットが付いています。

『D-project』は、「デジタル表現研究会」といい、全国の小・中・高・大学の教職員有志による研究会の名称です。「デジタル」と「デザイン」の2つのDをキーワードに、子どもの学びをみつめ授業をデザインし、提案したいという願いから2002年に発足したもので、2006年度は、メディア創造力の育成を目指して、実社会に即した授業を産学協同で実践するなどのプロジェクト活動を積極的に行いました。

コクヨは、産学交流活動の一環として、金沢大学教育学部附属小学校とD-project(デジタル表現研究会)とで、2006年に半年間、企業で実際に行っている商品企画のプロセスを体験する授業を実施したのでした。これは、子供たちに働くことの意義ややりがいを教えると同時に、新たなモノを生み出す発想力、友達との共同作業によるコミュニケーション力の育成を目指したものです。

子供たちにとって身近な学童文具を題材に行った授業の活動成果として、D-project主催の教育関係者向けの公開研究会で、子供たちがプレゼンテーションを行って出たアイデアの中から、このペンケースの商品化となったわけです。

見た目がかわいいということも小学生のアイデアということで新鮮ですが、機能性や使い勝手というところで買う側の身になって考えるということが、商品企画の仕事では大切なことだということを、企画に参加した子どもたちが感じられたとしたら、とてもよい機会になったわけですよね。

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児童のアイデアから生まれたペンケースを発売



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投稿者 kksblog : 2007年12月08日 18:38


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