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みんな大好き給食の時間! 学校給食実施状況等の調査の結果が発表されました (2008年01月18日)

今日のメニューは何かな?給食が学校の一日の中でいちばん好き、という子もいますよね。今の小中学校の給食事情はどんな風になっているのでしょう?

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Photo by yuppi


文部科学省では、学校給食の普及充実を図るため、毎年度、学校給食実施状況等調査を実施しています。昨年12月27日、平成18年度の実施状況が発表されました。

調査対象は全国の刻々市立の小学校・中学校・特殊教育諸学校・夜間定時制高等学校です。調査事項は下記の4項目です。
1)学校給食実施状況調査
2)学校給食費調査
3)米飯給食実施状況調査
4)学校給食における食堂・食器具使用状況調査

学校給食を実施している学校数は94.5%でした。学校給食は主食・副食すべて用意される完全給食、主食は持参する補食給食、ミルク(牛乳)だけ学校から出るミルク給食の三種類に分類されます。学校給食を実施している中で、完全給食の割合は89.6%と前年と比べて0.1%増加しました。

いずれの学校も完全給食が大半ですが、ミルク給食は中学校で10.3%と多く、補食給食は夜間定時制高校で28.1%と多くなりました。ミルク給食は戦後、子ども達に動物性タンパク質を摂取させるためにと始まったものですが、最近では給食にかける労力を学業などに回したいと、ミルク給食に切り替える自治体などもあるようです。

各学校への栄養教諭、学校栄養職員の配置状況を見ると、職員数は12,305人と前年度と比べて84人増加しています。このうち、栄養教育の推進を担う栄養教諭は16人から316人と大幅に増えています。

使用している食器はポリプロピレンが最も多くなっていますが、陶磁器を使う学校が増えており、この中には強化磁器が含まれています。強化磁器は割れにくく、軽いので学校給食には適していますが、一旦割れると破片が細かく飛び散ると行った危険もあるので、児童・生徒に対して適切な指導と、食器のひびなどのチェックを行う必要がありそうです。
食育が推進されているいま、学校給食の担う役割は大きくなっています。また、給食は授業や遊びとはまた違った思い出になる時間でもあります。いろいろと手間はかかるでしょうが、楽しい給食のひとときをこれからも大切にしてほしいですね。

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平成18年度学校給食実施状況等調査の結果について



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投稿者 kksblog : 2008年01月18日 06:20


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