●ICT化の指導人材の配置を 学校ICT化のサポート体制に関する報告書 (2008年07月31日)

文部科学省では「『情報活用能力』の育成」「『わかる授業』の実現」「教員の事務負担の軽減」などから教育の質の向上を図るため、学校のICT化を推進しています。しかしICTを活用する力のある教員の不足、インフラ整備の遅れなど、さまざまな課題に直面しています。そこで、学校のICT化のサポート体制のあり方を明らかにするための検討会が設置され、このたび報告書が取りまとめられました。
学校のICT化のサポート体制として、CIO(Chief Information Officer;情報化の統括責任者)、ICT支援員を教育委員会や学校に配置するということが述べられています。またこのような人材の機能・業務などについて整理すると共に、研修プログラムなどの育成方法についても提案しています。
CIOは、学校のICT化について統括的な責任を持ち、ビジョンを構築・実行する役割で、教育委員会に置かれる「教育CIO」と学校に置かれる「学校CIO」に分けられます。教育長や教育次長、校長や副校長または教頭といった、組織を統括する役割を持った人が適当だとされています。
ICT支援員の役割は、授業や研修、校務について、教員と相談したり依頼を受けたりしながら、ICT活用を支援することで、ICTを活用した授業などを全ての教員が自立して行えるよう支援することが目標です。ICT活用について、高度な知識・技術を教員に対して求めるのではなく、基礎的なスキルなどをもとに、学校での実践の経験や自己啓発によって、ICT活用指導力を高めていきます。
人材は教育委員会における直接雇用や民間企業・NPO法人などとの契約、ボランティアの参加、大学との連携などが考えられています。実際の現場での活用推進に関わるので、ICT活用に関する知識・スキルの他、教員や子ども達と関わっていくためのコミュニケーション能力が必要になります。さらに技術のみならず、行政や教育に関する分野の知識も重要です。
ICTの活用については、得手不得手に加えて、未だ苦手意識や誤解がそれを阻んでいるところもあるでしょう。子どもたちに苦手教科を丁寧に指導するように、ICT化にとまどう先生達を指導してもらえるといいですね。
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投稿者 kksblog : 2008年07月31日 02:54



