●地図に歴史あり! 「goo地図」で明治時代の東京の古地図公開 (2009年01月26日)
ほとんどの大手ポータルサイト、検索サイトで提供されている「ウェブ地図」。お出かけの下調べに使ったことのある人も多いでしょう。そんなウェブ地図サービスの一つ、「goo地図」で、東京の古地図が公開されます。
NTTレゾナント株式会社は、ポータルサイト「goo」で提供中の「goo地図」において、明治40年に作成された山手線周辺(一部を除く)の地図を、スクロール可能な地図上で公開します。
この度公開される明治地図は、明治40年の東京郵便局、東京逓信(ていしん)管理局によって編集された「東京市十五区番界入地図」に基づいて作製された地図です。一般的に「郵便地図」「逓信地図」と呼ばれており、町名、番地、主要な建物などが掲載された詳細な地図は、現在の地図の先駆けと言われています。
「逓信」とは耳慣れない言葉ですが、東京にある逓信総合博物館(ていぱーいく)のサイトによると、「順次送り伝えていく」という意味があり、郵便・電信・電話・電気・放送などの通信全般を意味するのだそうです。
実際に見てみると、現代の地図と比べても遜色ない、詳細な地図を見ることができます。今の東京駅付近には、「丸ノ内郵便局」「三菱銀行」「東京海上保険會社」など、今でも馴染みのある名前が見られます。それでも「東京市役所」「憲兵司令部」など、時代を感じさせられる名称もあり、何より横書き文字が右から左へ書かれています。
驚いたのは、月島の埋め立て地が既にあるのです。調べてみると、月島の埋め立て地の最初の部分ができたのは明治25年だそうです。埋め立てというと新しい街のイメージがありましたが、明治時代から埋め立て技術はあったんですね。
葛飾や江戸川など、下町と呼ばれる地域はとても小さく区切られています。きっと小さな家々や長屋が並んでいるのでしょう。この後、関東大震災や東京大空襲などで、東京の街は甚大な被害を受けることになります。そして戦後の復興、高度成長を経て、今の東京に繋がる…古い地図は、単に古物としての価値だけでなく、そこにある歴史を感じさせてくれます。地図や歴史の教材として、役立ててみてはいかがでしょうか。
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投稿者 kksblog : 2009年01月26日 01:54



