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文化庁映画週間開催(10月17日~10月23日) (2009年10月07日)

嗚呼 満蒙開拓団(©Jiyu Kobo Co., Ltd).JPGアジア最大の映画の祭典として注目を集める東京国際映画祭期間が10月17日(土)~10月25日(日)に開催されるなか、文化庁では時同じくして、日本映画の振興のため映画をあらゆる角度から取り上げる 「文化庁映画週間-Here&There」 (10月17日(土)~10月23日(金))を開催します。写真=©Jiyu Kobo Co., Ltd

◇            ◇

今年で第6回を数える 「文化庁映画週間」。今年は、優れた文化記録映画作品と永年にわたり日本映画を支えてこられた方々を顕彰する 「文化庁映画賞贈呈式」 をはじめ、受賞作品による 「受賞記念上映会」 、映画が持つ魅力を幅広く伝える 「映画人の視点 Director’s Angle/Actor’s Angle」、国内外の映画人による各種 「コンベンション」 が行われます。

昨年度より新たに加わり、好評だった 「映画人の視点 Director’s Angle/Actor’s Angle」 (主催:文化庁、ユニジャパン) は、10月21日(水)~23日(金)、TOHOシネマズ六本木ヒルズ7を会場に開催。今年はさらに 「Actor’s Angle」 として、日本を代表する俳優にもスポットを当てます。監督・俳優自身に映画について語ると同時に、多彩なゲストの登場や監督・俳優が推薦する作品のオールナイト上映が行われます。

■優れた文化記録映画を上映 招待券も
「文化庁映画賞贈呈式」(17日) では、文化記録映画部門と映画功労部門を表彰します。今回選出された受賞作品には、文化記録映画大賞が「嗚呼 満蒙開拓団」(株式会社自由工房)、文化記録映画優秀賞が「風のかたち-小児がんと仲間たちの10年-」(いせFILM) と 「平成熊あらし~異常出没を追う~」(株式会社群像舎) の3作品。

受賞作品は18日にシネマート六本木スクリーン1で開かれる上映会で観賞することが可能です。なお、文化庁映画週間広報事務局では1作品100名、計300名を上映会に招待。希望者はハガキに住所、電話番号、氏名、年齢、作品名、参加人数(応募者1名につき、同伴者1名まで可)を明記のうえ下記住所まで郵送。締め切りは、平成21年10月9日必着。発表は招待状の発送を持って発表としています。映画好きにはもちろんのこと、日本文化への理解を深める機会としても良いかも知れませんね。

<応募先>
〒104-0041 東京都中央区新富1-14-8 松永新富ビル4F 文化庁映画賞受賞記念上映会係
<問合せ先>
文化庁映画週間広報事務局 電話03-3555-0300

<上映会>10/18日(日)
 10:50~「平成熊あらし~異常出没を追う~」(61分)
 13:20~「風のかたち-小児がんと仲間たちの10年-」(105分)
 16:20~「嗚呼 満蒙開拓団」。(120分)


■文化記録映画部門の各賞贈賞理由は次の通り
            ※< >内は執筆した選考委員名

『嗚呼 満蒙開拓団』 監督:羽田 澄子 2008年/120分
口当たりの良い国策に押し出され、やがて敗走する日本軍に置き去りにされた開拓移民・約27 万人が迎えた戦後を、多くの人々の証言から克明に描き出した労作。広野を必死に逃げ、大切な家族を失い、数十年も故郷に帰れなかった人々の思いをしっかりと受け止めていく構成、作者自身の目と耳と足を駆使して現地の風土を一歩ずつ確かめていく展開は、口当たりの良い歴史解釈が束になっても敵わない、百聞に勝る「発見」に満ちている。<清水 浩之>

『風のかたち-小児がんと仲間たちの10年-』 監督:伊勢真一 2009年/105分
本作は、10年に亘る長期記録。10年のあいだには、病から回復し美しく成人して、看護師を志すひともいれば、母となるひともいる。〈亡くなった子のひとりひとりの経験が僕をつくった〉という医師がいる。ひとりひとりのイメージを美しく立たせる編集の妙。『奈緒ちゃん』以来、子どもたちの生を見つめ続けた作り手の取材経験が生きている。長期取材ものに優れた作品が多かった本年の諸作品のなかでも、優れた一本である。<大久保 正>

『平成熊あらし~異常出没を追う~』 監督:岩崎雅典 2009年/61分
岩波映画製作所で主に野生動物の記録映画を手がけ、今や群像舎の代表として野生動物ドキュメンタリー作品を作り続ける岩崎雅典監督の手腕に感服せざるを得ない秀作だ。2006年に熊が大量出没したことに疑問を抱いた岩崎監督が、2年に渡り軽井沢近郊に棲むツキノワグマを追い、マタギの継承者がなく生態系が崩れているところまで迫る対象への丹念な迫り方よ! 『マタギ又鬼』 (82)から27年、粘り強さと演出に磨きが増すばかりだと敬服。<寺本 直未>



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投稿者 kksblog : 2009年10月07日 16:06


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