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日本の英語能力は7年間ほぼ変わらず、世界で第26位~EF英語能力指数の調査より (2014年11月13日)

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イー・エフ・エデュケーション・ファーストが、『EF英語能力指数(EF EPI)第四版』の調査・分析結果を発表しました。

調査は、2013年に世界63の国と地域でEFの英語試験を受験した18歳以上の成人75万人の英語能力を測定し、数値化したものです。調査結果は、日本人の英語点数は 52.88点で、調査対象となった国と地域の中では26位でした。

アジア地域での日本人の英語能力は13カ国中5位で、最も英語能力が高かったのはマレーシア(世界では12位)。続いてシンガポール、韓国、インドがそれぞれ13位、24位、25位と日本より上位に、台湾、香港、中国がそれぞれ30位、31位、37位と下位に入りました。

これまでの日本の調査結果をみると、日本人の英語能力は過去7年間ほとんど変化がないことが明らかになりました。2007年から2009年の調査結果をまとめた初版では54.17点、2009年から2011年の調査結果をまとめた第二版では55.14点、2012年の調査結果をまとめた第三版では53.21点でした。

日本人の英語能力には大きな上昇が見られず、過去数十年の日本の教育改革や社会変化が、日本人の英語力に変化を与えてないことを示しています。東京とその周辺は比較的英語力が高いものの、標準的なレベルに留まっています。男性より女性の方が英語力が高い傾向で、世代別では英語力の差は見られず、大きな変化もありません。

英語能力が高いのはヨーロッパで、1位はデンマークです。上位22ヶ国中19ヶ国がヨーロッパの国であるだけでなく、世界で「非常に高い」に順位付けられた国も全てヨーロッパの国でした。なお、英語スキルがすでに優れているにもかかわらず、ヨーロッパは向上し続けています。一方アジアの国々は、「高い」から「非常に低い」まで能力レベルに開きがあり、長く続く低迷と劇的な進歩が同時に起きています。

英語能力と収入、生活の質、ビジネスの行いやすさ、インターネット普及、および学校教育の平均就学年数の間には強い相関関係があるそうです。英語能力を向上させるための課題を見つけ、解決していくことが求められますね。



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投稿者 kksblog : 2014年11月13日 17:33


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