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春日井市立出川小学校のICT活用「かすがいスタンダード」が書籍化されました (2015年02月25日)

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春日井市立出川小学校のICT活用「かすがいスタンダード」が書籍化されました。

春日井市では、ICT教育の第一人者といわれる堀田龍也教授を迎えて、春日井市教育委員会と春日井市立出川小学校が連携し、全国でも先駆的なICT活用の取り組みを進めています。

このたび、4年間取り組んできた学習指導に関わる実践研究の成果が、「学習規律の徹底とICTの有効活用~わかりやすい授業の実現をめざして~」として、出版社から書籍化されました。

「学習規律の徹底とICTの有効活用」〜わかりやすい授業の実現をめざして〜というタイトルで、教育同人社から出版されており、価格は1200円です。

公立小学校について、出版社から書籍化されることは希少なことです。

春日井市では、日々の授業を通してすべての児童の学力保障を目指すため、2011年度より小中学校の授業改善と学習規律の徹底に取り組んできました。

当時、春日井市では、授業改善の取り組みが浸透しないという課題を抱えており、年度ごとに指定校を設け授業研究を行ってきましたが、特色ある取り組みや指導法であっても指定校に定着せず、他校にも広がりませんでした。

その原因について、春日井市教育委員会学校教育課の水谷年孝指導主事は、「指定校での公開授業が、外部の方に見せるための授業、その場限りの授業になっていたことにあります」と話されました。

そこで、春日井市らしい特色を持たせつつ、どの学校でも実践できる汎用性のある授業モデルを確立することが、課題となりました。

折しも2010年度には、文部科学省の『スクール・ニューディール』構想により、市内の38の全小学校(当時39校)、15の全中学校にICT機器が導入され、特に小学校では、各教室にプロジェクタ、実物投影機、スクリーンが設置され、学習環境が整っていました。

これを好機ととらえ、教育委員会では、ICTの活用を授業改善の柱とし、研究指定校を定めて実践研究を行うこととなりました。

その研究指定校に、2007年に開校され、春日井市のICT基幹校とされている市立出川小学校が選ばれ、ICTを活用した教育研究の第一人者である玉川大学教職大学院の堀田龍也教授の指導のもと、実践研究がスタートしたというわけです。

水谷指導主事は、「落ち着いて学習するためには、持ち物から姿勢、授業中の態度まで、あたり前のことをあたり前にできることが、とても大切なのです」と述べていて、堀田龍也教授の助言によって、すべての学びの基盤となる「学習規律の徹底」にも重点が置かれることとなりました。

書籍の状態が手に取りやすい場合もあり、アナログの良さとデジタルの良さ、どちらも上手く活用できることが、現代社会で大切なこととなりつつありますね。

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投稿者 kksblog : 2015年02月25日 04:08


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