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『平成27年度体力・運動能力調査』の結果を公表~スポーツ庁 (2016年10月18日)

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スポーツ庁が、『平成27年度体力・運動能力調査』の結果を公表しました。

体力・運動能力調査は、国民の体力・運動能力の現状を明らかにするとともに、体育・スポーツの指導と行政上の基礎資料を得るために、小学生、中学生、高校生、高等専門学校学生、短期大学生、大学生、成年、高齢者のカテゴリに分け実施しています。

調査結果から、テスト項目により差異はあるが、全体的な傾向としては、男女ともに6歳から加齢に伴い体力水準は向上し、男子では青少年期(6~19歳)の17歳ごろピークに達するのに対して、女子では青少年期の14歳ごろピークに達することがわかりました。男女とも20歳以降は加齢に伴い体力水準が緩やかに低下する傾向を示しています。なお握力(筋力)については、 男子で35~39歳、女子では40~44歳でピークに達しています。

体力・運動能力の年次推移の傾向をみると、青少年(6~19歳)は、直近18年間の新体力テスト合計点の推移を見ると、ほとんどの年代で緩やかな向上傾向です。しかし、体力水準が高かった昭和60年頃と比較すると、中学生男子及び高校生男子の50m走を除き、依然低い水準です。

成年(20~64歳)は、直近18年間の新体力テスト合計点の推移を見ると、30歳代の女子では低下傾向がみられますが、20歳代男子及び50歳以降の男女とも緩やかな向上傾向です。高齢者(65~79歳)は、直近18年間の推移を見ると、ほとんどの項目及び合計点で向上傾向。平成27年度の合計点は、65~69歳の女子、75~79歳の男女で過去最高でした。

各年代の運動・スポーツ実施状況をみると、週1日以上運動する者の割合は、男子については中学2年でピークとなり、高校以降下がり続け40代後半で底を迎え、50代後半以降上昇。女子については、小学5年でピークを迎え、中学期を80%程度で推移した後、14歳から段階的に下落し、18歳で底を迎えます。20代後半からは上昇に転じ、50代以降では男子を上回っています。

子どもの体力・運動能力は昭和60年頃と比べると依然低い水準にありますが、よく運動している子どもに比べ、あまり運動していない子どもがより低下しています。したがって、今後は運動が不足しがちな子どもたちへの対策が重要だと言えます。4年後に迫った2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会も見据え、スポーツ機会を確保する施策が大切ではないでしょうか。


平成27年度体力・運動能力調査の結果について | スポーツ庁



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投稿者 kksblog : 2016年10月18日 23:06


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