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学校施設のゼロエネルギー化に向けて使用実態を調査~国立教育政策研究所 (2017年07月11日)

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国立教育政策研究所が、 『学校施設のエネルギー使用実態等調査報告書』を公表しました。

近年、温室効果ガス排出量の削減が全世界的な課題となっており、学校施設においても環境負荷低減のための取組が求められています。
学校施設は次世代を担う子どもたちが一日の大半を過ごす学習や生活の場であることから、環境対策の推進にあたっては、適切な教室内環境の確保と省エネルギー・省資源対策の両面から取組必要があります。

国立教育政策研究所は、今後の学校施設整備に係る文教施設施策に資することを目的として、ゼロエネルギー化を目指すスーパーエコスクール実証事業を行う学校施設において、改修前後の建物性能や設置されている設備機器の仕様、運用実態およびエネルギー使用量等の調査を継続的に行い、得られたデータの相関性を分析把握するため、「学校施設の環境に関する基礎的調査研究」を実施しました。

調査結果から、エネルギー消費量の実態をみると、電力消費量のよと別では、電灯(照明・コンセント等)が最も大きく全体の約8割を占め、次にEHP空調でした。また、太陽発電による創エネ効果が非常に高く、年間発電量は全電気使用量を上回っており、買電量はエコ改修前の約6割となりました。都市ガス消費量のピークは、7月、9月の冷房期間と、1月から2月の暖房期間でした。

教室外環境の実態をみると、エコ改修後の教室の表面温度は、エコ改修前に比べ、全体的に空調の設定温度に近い温度になっていて、暖房時は教室全体が均一的に暖められていました。

エコ改修による効果等をみると、GHP空調やEHP空調と増設したにもかかわらず、電気使用量はそれほど増えておらず、また都市ガス消費量は大幅に削減されたことは、エコ改修による効果と考えられます。

今後の課題としては、ゼロエネルギー化に向けた効果を高めるために、一次エネルギー消費量が大きい照明・コンセント等と空調を中心に省エネ活動を推進していくことが望ましいと考えられます。
電力に関しては、特別教室や体育等の移動時は、教室の照明の消灯を徹底すること、晴天時など窓側の照明が十分に確保されているときは、照明の区画点灯をルール化することが、消費電力の削減に有効です。空調に関しては、渡り廊下にユーザビリティが低下したい区画ドア・間仕切りを設置することで、消費電力の削減に有効です。

学校ゼロエネルギー化に向けて、学校施設のエネルギー消費量を減らす「省エネ」と、太陽光発電等を利用した「創エネ」等の技術の組み合わせで、学校ゼロエネルギー化の実現に貢献できるといいですね。


学校施設のエネルギー使用実態等調査報告書 | 国立教育政策研究所



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投稿者 kksblog : 2017年07月11日 21:34


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