教育家庭新聞社Web

パブリックコメント制度は、意見公募手続のことで、国の行政機関が政令や省令等を定めようとする際、事前に広く一般から意見を募って、その意見を考慮する制度です。それにより、行政運営の公正さの確保と透明性の向上を図り、国民の権利利益の保護に役立てることを目的として行われるものです。

文部科学省は、今年７月に「高校生のための学びの基礎診断」の実施方針を公表しました。「高校生のための学びの基礎診断」を踏まえ「高校生に求められる基礎学力の確実な習得」と「学習意欲の喚起」を図ろうということです。

「高校生のための学びの基礎診断」のために文部科学省は一定の要件を示し、民間の試験等を認定するしくみを創設、多様な民間の試験等（測定ツール）の開発と提供、そして、その利用・活用を促進します。

平成２９年度中を目途に「高校生のための学びの基礎診断」検討ワーキング・グループにおいて、専門的な検討を進め、認定基準等を策定することが予定されています。本制度の運用は平成３０年からと予定されています。

このたびの実施されるパブリック・コメントは、今後の検討の参考となります。

パブリック・コメントの実施期間は、平成２９年１２月１５日～平成３０年１月１３日で、対象となるパブリック・コメントに関する資料は，e-Gov内のパブリック・コメントページにて公開されています。

資料