初めの一歩 by Long Distance |
<筆者プロフィール> 某県の小学校教諭・情報教育担当(ご本人の希望で匿名です) コラムでは「情報教育」の初期・中期・現在までの経緯や現状、そして未来への提案も含めて語っていただきました。 |
学校という職場では、教職員のコンピュータの普及はまだまだ進んでいないのが現実です。自分ではコンピュータを使わなくても、コンピュータを使った学習指導をしてくださる先生もまれにいますが、コンピュータを使わない先生の多くは子どもをコンピュータ室へ連れて行ってくれません。 ある中堅の女性の先生が話された次の言葉が印象的でした。 今、情報教育担当者として、一人でも多くの先生がコンピュータ利用授業をしてもらえるように心がけていることがあります。 【コンピュータ利用授業をしたいなとひそかに思っている先生に対して】 ・どんな授業をしたいのか聞き、ねらいに近づくためのアドバイスをする。ねらいを否定することなく、まずはやってみることを優先する。 【コンピュータは必要ない、できないと考えている先生に対して】 ・先生にコンピュータを使ってもらう機会を作り、ワープロ専用機にはない便利さを「自分でできた」という体験を通して実感してもらう。必ず印刷したものなど作品をお土産として持ち帰ってもらう。 |
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