ヒント |
画■点睛 |
大切な1点を加えることで、さまざまな作品や事業の完成を高めるという意味です。
末尾に「欠く」の一語を付け加えて「画■点睛を欠く」と用いられることが多く、この場合は、物事のほとんどが完成していながら、最後の重要な一点が抜けているという意味になります。 |
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呉■同■ |
仲の悪い者同士が、同じ場所にいたり行動をともにしたりすること。日本の政治を動かす永田町界隈では「呉■同■」が当たり前になっているようですね。あまり良いニュアンスでは用いられませんが・・・ |
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■■に入らずんば
■■を得ず |
何事かを成し遂げるには、思い切った危険を冒さなくては、大きな成果はつかめないということのたとえで、一大決心をして行動を起こす時に用いられます。対句に「君子危うきに近寄らず」という言葉があり、状況によって両方を使い分けて行動するのも処世術といえます。 |
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■■■より
■■が易し |
物事を行う時には心配がつきものだが、いざそのときになると意外とたやすくできるものだというたとえ。事前にあまり取り越し苦労するなと慰め、実行することを勧めたり励ましたりするときに用います。悩むよりまず一歩前進することが大切だと教えてくれる言葉です。 |
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切■琢■ |
楽して偉業をなしたり、努力せずに成功した者などいないということから、学問や仕事などに努め励むという意味ですが、友人やライバル同士で、お互い励ましあい努力しあう場合に使われることが多く、また人間の修業や修養のたとえとして、入社式などでもよく用いられます。 |
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孟母■■の教え |
子どもを正しく健やかに育てるためには、周囲の環境がいかに大切かを伝えるときによく用いられる言葉です。孟母は現代の教育ママのはしりともいえそうですが、もし孟母が今の時代にいたとしたら、子どものためにどんな環境を整えたか、興味の湧くところです。 |
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■の■の登り |
立身出世をたとえることわざで、最初の■には魚の名前が入ります。子どもの日になると、親は子どもの健やかな成長を願って、この魚を描いたのぼりを立てます。昔はいらかの波を泳いでいたものですが、今ではマンションのベランダで、吹く風に乗って泳ぐ光景が多くなりました。 |
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大■晩■ |
大人物は簡単にできるものではなく、立派になるまでは時間がかかるというのが、本来の意味です。今では、のんびりしていて凡庸にみえる子どもでも、歳をとれば才能を発揮し成功するだろうという期待を込めて用いたり、実際にそうなった人をさすことのほうが多いようです。 |
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■■重ねて
来らず |
若くて元気のいい時は人生で一度しかない。だから、その時代を無駄に過ごしてはいけないということをさす言葉です。この言葉を残した人物はまた「歳月人を待たず」という類句も残しています。いずれも無駄な時間を過ごしている者を戒める時に使います。 |
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■■老い易く
■成り難し |
「朱子学」の大成者として名高い朱子の残した「偶成」という詩の一節です。あまりに有名ですが、出題1と同様に用いられる言葉として、あえて選んでみました。時の流れは止まってくれない。わずかな時間でも有効に使って、学業に精を出すべきだという教訓を含んでいます。 |
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■若■人 |
まわりの人のことはまったく考えずに、自分たちだけで世界を作ってしまい、勝手気ままに振る舞う様を表す言葉です。最近多発している電車内のトラブルやホームでの殴打事件などは、そもそもこうした振る舞いがきっかけになって、起こるといえるのではないでしょうか。 |
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以■■心 |
言葉や文字を使わずに、お互いに心が通じ合うという意味です。昨今は言葉で伝えることをよしとしていますが、言葉が足りなくて誤解が生じたり、もめ事が起きたりすることも多々あります。以■■心がかなえば、こうしたトラブルのいくつかは回避できると思うのですが…。 |
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■をもって
貴しとなす |
聖徳太子の言葉で、豪族間で続く争いをやめさせるため「何事をするにも、みんなが仲良く行うことが尊いのだ」ということを説いた言葉です。「■をもって貴し」とする気風は日本人の特徴とされ、個人主義の徹底している欧米諸国では理解しにくいものともいわれます。 |
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右の頬を■■者には
■■■を向けよ |
イエス・キリストの言葉で、すべての人を、たとえ敵でさえも愛しなさいと、憎しみの復讐よりも愛の和解を説いています。憎しみに憎しみを返していたら、限りなく争いが続いてしまいます。憎しみに対して愛を返すことができれば、戦争や紛争は起こりにくくなるはずです。 |
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亀の甲より
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万年生きる亀の甲より■■■のほうが尊いということを表した言葉です。夏目漱石の名作『虞美人草』には「亀の甲より■■■と云ふことがあるだろう。こんな賤しい商売はしてゐるが、まあ年長者の云ふことだから参考に聞く?いゝ」という一節もあります。
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■■ほど■を
垂れる稲穂かな |
高慢な態度や偉そうにすることを戒める意味で、よく使われる言葉。選挙前は誰にでも頭を下げていたのに、いざ当選すると途端に態度が変わる人、そんな人にこそ、心に留めておいてほしい言葉ですが、人間は愚かなもので、わかっていてもなかなかできないものではあります。 |
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■■親しむの候 |
涼しく静かな秋の夜は、読書や勉学にふさわしい季節であるという意味。10月27日から11月9日は読書週間です。たまにはエアコンのスイッチを切り、窓を開けて、秋風とともに運ばれてくる虫の音に耳を傾けつつ、読書三昧にふける。昔ながらの秋の夜長を楽しんでみては? |
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論語読みの
■■知らず |
文章を読むことはできても、その内容を少しも理解していない人、また、書物の上のことを理解するだけで、認識が伴わない人に対して用います。専門分野に精通していると称する人が、いざ問題が起きたときに適切なアドバイスを述べられなかった場合にも引用できそうです。 |
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清水の■■から
飛び降りる |
一生一代の思い切った決断をするときに使う言葉です。清水とは、言わずと知れた京都市にある清水寺のこと。一度でも行ったことのある人ならおわかりだと思いますが、■■はそこから下を覗くと、足がすくむような断崖の上につくられています。
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■■の目を抜く |
ぼんやりしていると他人に出し抜かれたりつけこまれたりするので注意しろという意味です。元は乱世を生き抜くために弱った人間がいれば敵味方の区別なく略奪した、そんな荒んだ情況を表現する際に使われていました。年長者が都会に巣立つ若者に「都会は恐いところだから油断するな」とさとす時にも使われます。
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早起きは
■■の■ |
朝早く起きると何かの得が必ずあるということ。実績のある経営者は総じて早起きだといわれるそうです。早く起きればそれだけ早く寝るので睡眠が十分にとれ、結果として健康に非常によいということになります。対句として「朝寝八石の損」という言葉があります。
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■■■の魂
百まで |
幼児のころの性質は死ぬまで変わらないというたとえで、実際に、幼いころから興味を持った対象が一生の職業や趣味になるのは、昔からよくあることのようです。11月15日の七五三にちなんで出題。かの伊藤みどり選手も三歳のころからスケート靴を履いていたそうです。
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■隠して
■隠さず |
悪事や欠点の一部だけ隠して、全部隠したつもりでいる滑稽な様子を笑って言う言葉です。体を隠しても影は見えている状態の「身を隠して影を露わす」という類句もありますが、いずれも、部分的に隠せても、結局全部は隠せないという教訓を含んでいます。
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■人■色 |
人は好みや考え方が一人一人みな違うということを表わす言葉です。たとえば、「十■十■とはいえ、今の若い人は何を考えているのかわからない」というふうに使います。類句は「十人寄れば十国(とこく)の者」、「十人十腹」などです。
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■石■鳥 |
欧米にも似たような発想の言葉が多くあります。フランスでは「古いスリッパの一撃で二匹の蠅を打ち殺す」、ドイツでは「一枚の膏薬で二つの傷を治す」、イタリアでは「一つのソラマメで二羽の鳩を捕まえる」などといいます。また対句としては「二兎を追う者は一兎をも得ず」があります。
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■を持って
知る■の恩 |
いざ自分が家庭を持って子どもを育ててみて初めて、親の愛情の深さがわかる、という意味です。親の考えと子の思うところは必ずしも一致しないのが世の常。「親の心子知らず」「子の心親知らず」などと、難しい親子関係を描写した類似のことわざがたくさんあります。
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■■■は一日に
して成らず |
どんな偉業も決して簡単に完成したものではなく、長い年月と多くの労苦の結果、はじめてできあがったものであることのたとえ。「パリは一日でできたのではない」とまったく同じ意味で、その他にも「大器晩成」という類句があります。
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豚に■■ |
わけのわからない者にはどんなに価値のあるものを与えても意味がない、ということ。動物には失礼のような気もしますが、「猫に小判」「牛に経文」「犬にc論語d」など、いずれも動物が主人公の同じ意味のたとえです。類句に「蛙の面に水」という言葉もあります。
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失敗は
■■のもと |
「一度や二度の失敗にくじけてはいけない」と、失敗した人を励ますときに使う言葉。人間は失敗から学ぶことが多いもの。「なぜ失敗したのか」「何が原因なのか」を追求することによって、さまざまなことがわかってくるのです。
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馬■東■ |
他人の意見や忠告を聞き流すことのたとえです。中国の詩人・李白の詩が出典。「詩人がどんな傑作を残しても、世間の俗物はそれを認めない」と嘆いています。元は「もっと自分をわかってくれ」といった感じですが、現在では話を聞かない人を避難するようなニュアンスで用いられます。
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袖すり合うも
■■の縁 |
ちょっとしたことも、すべて前世の因縁に基づくものだという意味の言葉です。この世で同じ時期に同じ場所で生きているというだけでも、考えてみれば不思議なことかもしれません。そう考えれば、相手に対しても優しい気持ちになれるのではないでしょうか。
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■■■■の
せいくらべ |
どれもこれも平凡で、特に飛び抜けて優れた物がないことのたとえです。よく使われる「五十歩百歩」や、自分のことを省みずに他人の欠点をあざ笑うことをたとえた「猿の尻笑い」といったように、その多くの場合、あまりよくないことに使われているようです。
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■寸の虫にも
■分の魂 |
ネズミや蜂など小さな動物や虫が意外な抵抗を見せ驚かされることがあります。どんなに小さく弱い者でも、それ相当の意地や根性を持っているもの。見た目が小さいからといってなめてかかってはいけない、あるいは軽視してはいけない、という意味になります。 |
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■■にも衣装 |
身分の卑しい者や取るに足らない者でも立派な衣装を身につければ、うって変わって堂々として見えるという意味。このことわざは身内の者同士や親しい人間の間で、からかいの気持ちを込めて用いられることが多く、それほど親しくない人だと面と向かって使わないものです。 |
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待てば■■の
日和あり |
じたばたせずに辛抱強く待っていれば、幸運の機会が巡ってくるという内容です。同じ意味のことわざに「急いては事を仕損じる」があります。焦りの気持ちがあると思わぬ失敗をしやすいもの。二つのことわざはどちらもはやる心を抑えようというニュアンスで用いられます。 |
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苦しい時の
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普段は信仰心がまるでないのに、思わぬ災難に出会ったり大失敗をして切羽詰った時に、天を仰いで助けを乞うことがあります。この言葉は人間のご都合主義を皮肉っています。天から下界を見下ろしている側が、身勝手な人々にどこまで味方をしてくれるかは全くわかりません。 |
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