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ぐんま国際アカデミーで公開研究授業
小学校1年生から英語を話せるようになる


「小学校1年生から自然と英語を話すようになります」  と語るのは国語担当教諭。
 
ぐんま国際アカデミーで12月11日、公開研究授業が行われた。同校では、国語と社会科以外の教科を全て、小学校1年生から英語で教えるというイマージョン教育を実施している。毎時間多量の英語に接することで、子どもたちは知らず知らずのうちに英語の運用能力を身につけ、来校者による英語での質問に自分の意見を英語で答える、英語で教科の課題について発表する、といったことを無理なくこなしている。

 井上春樹副校長は、 「これまでの英語教育では越えられなかった壁をイマージョン教育によって乗り越えられたと思う。子どもたちは英語でディベートする力も身につけている。英語で意味のある内容を学び、自ら課題を持って取り組んだからこそ、こうした英語力を身につけることができたと思うが、その背景には本校が大切にしてる、クリティカルシンキングを含めた国語力がある。イマージョン教育には言語の習得を超えた価値がある」とグローバル時代に対応できる言語力やコミュニケーション能力育成の成果を強調した。

 同校は2005年に1年生と4年生の児童で開校し現在は中学3年生まで在籍。来年度から高校課程がスタートし、高校2年生から国際バカロレア(IB)のディプロマプログラムを実施する予定だ(現在IBの認可申請中)。  国語と社会科以外の英語による教科の授業(英語イマージョン)は、ネィティブと日本の教師によるティームティーチングで行われ、総授業時間の約7割に及ぶ。公立小学校の英語学習時間が5・6年生で70時間とすると、同校初等部で英語で学ぶ時間は約4700時間になる。

(2011年1月)

 

教育家庭新聞