高知県の教育ネットワーク

今年度中に全公立機関をインターネットに

 

高知県では、今年度中に県内全公立機関をインターネットに接続する(予定)事業を進めている。

8月6日現在で接続されているのは、県内公立教育機関の約5割にあたる263機関。接続の内訳は、小学校84、中学校93、高等学校18、盲・聾・養護学校2、市町村教育委員会50、県教育委員会6、教育研究所10である。

県教育センターにインターネット接続用のサーバーを置き、センターを含め県内10ヵ所にアクセスポイントを設置。各学校からは、ISDN回線で市内通話の範囲内で最寄りのアクセスポイントに接続できるようになっている。(図参照)

インターネットに接続している台数は、各学校ともほぼ一台。学校によってはダイアルアップルーターを使って複数台を接続しているところもあるが、その数はまだ10校ぐらいとみられる。

インターネットへの全校接続と端末数の増加が今後の課題だが、県では県補助でダイアルアップルーター入れて小・中・高約20校をLAN型接続していく予定だ。

県内でも本格的なLAN型接続をしている嶺北高等学校では、パソコン教室と各教科室、職員室、保健室、進路指導室などを結んだ校内LANを構築。各端末からインターネットに接続。同時に校内LANを利用して、生徒の様々な情報や試験結果をそれぞれの教員が共有ファイルに書き込めるようにし、職員間の情報共有を促進している。

インターネットの機能の一つである電子メールの利用については、基本的に接続組織に一つずつ、組織名義のメールアカウントを発行。

希望に応じて教職員個人名義のアカウントも発行している。また、学校のホームページは、センターのサーバーでもつことができる。

さらに、県内の教職員だけで情報交換できる掲示板もある。

また、インターネットを利用して教育センター内にあるソフトウェアライブラリが所有する2105本のソフトを検索することもできる。

なお、センターから先は中国・四国インターネット協議会を介しインターネットへ。今秋以降はNTTのOCNに移行する予定だ。インターネットのWWWを利用する際に問題となる有害情報については、教育センターのプロキシサーバーで、登録した有害サイトへの接続を拒否する対策を取っている。

高知県教育センター情報教育部の戸梶忠行指導主事は、「高知県も東西に広く同じ県内でも情報交流が難しかったが、教育情報ネットワークの利用により距離に関係なく情報が取れるようになった。インターネットは特に小規模校で盛んに利用され、取り組まれている。これまでは学習したことを発表する場が少なかったが、ホームページは良い発表の場になっている。」とこれまでを振り返る。

URL

・高知県教育センターhttp://www.kochi-ed.go.jp

・教育ネットワークのホームページhttp://kyohou.school.kochi-ed.go.jp

(教育家庭新聞97年9月6日号)