生物の生態をライブで遠隔観察

ホームページで見られる社会教育施設の資源

 

ビデオ映像も豊富

 教科書では得難いリアルタイム映像がインターネットで見られる−−「学習資源化コンテンツ委員会」(委員長・見上一幸宮城教育大学教授)は、文部省から「社会教育施設の有する有益な学習資源を児童生徒に向けてコンテンツ化する事ニ」委嘱を受け、有益な学習資源を持つ社会教育施設のコンテンツ化に取り組み、インターネット上での公開を始めた。

 科学館や博物館など有益な学習資源を持っていても、インターネット上で見られるものは少ない。そこで、ビデオや写真、ライブ映像、高価な電子顕微鏡を遠隔から操作できるシステムの構築をはかったもの。

 これらは、こねっと・プランのホームページ「こねっと・ワールド」内の「わくわく体験館」で、映像閲覧用のソフト(「リアルプレーヤー」「ソフトウェアビジョン」など)をダウンロードすることで見ることができる。

 例えば、成長の様子が分かるライブ映像「チョウの成長過程」や「飼育室内の昆虫」(兵庫県伊丹市昆虫館)、電気の放電の様子やペンギンの動きが分かるライブ映像「電気うなぎの発電」「ペンギンの子育て」(宮城県マリンピア松島水族館)、猿の学習能力が分かる「サルが綱引き」(広島市安佐動物公園)など。これらは、各社会教育施設に定点カメラを設置、生物の生態観察ができるもので、インターネット上からカメラの向きなどをコントロールすることもできる。また、伊丹市昆虫館では、幼虫の静止映像を360度回転させて各部位の映像を見られる。

 また、ビデオ映像も豊富で、「コビトワニのふ化」「アミメキリンの出産・子育て」「トラの親子」「ラッコの出産と成長」「ぎょう虫検査の方法」「幼虫の食事」など様々なものがある。

 さらに、テレビ会議システムを各社会教育施設に設置して遠隔授業も定期的に行われている。

http://www.wnn.or.jp/wakuwaku/

 

(98年教育家庭新聞5月2日号から)