高知県立伊野商業高等学校は8月23日、おしんドリームと連携協定を締結し、同校の体育館を拠点とする「おしんドローンスクール高知校」を開校した。廃校・休校ではなく、現役で生徒が通う県立高校の校内に、民間企業が国家資格取得スクールを設置するのは全国的にも珍しい取り組みだ。

全国の商業高校は現在、生徒募集の難しさなど時代の転換点に立たされている。同校はこれまでも授業で屋内ドローンショーに取り組んできたが、その学びをより充実させるため、教員からの働きかけにより今回の産学官連携が実現した。同校を拠点として、ドローン操縦に必要な国家資格の取得支援など、次世代人材の育成を目指す。
スクールは生徒や教員、地域住民を受講対象としている。単なる技術習得にとどまらず、商業的事業モデルの構築、防災・災害対応人材の育成、地元資源を活かした観光コンテンツ開発など、商業教育の枠を超えた連携を予定している。同校が、地域で学び地域を支える人材を育む仕組みづくりの中心となる。
開校直後の8月24日と25日には、いち早く同校の教員を対象としたドローン操縦講習が実施された。受講したのは教員4人と卒業生1人の計5人。生徒だけでなく教員自身が最先端の機器を積極的に活用できる場を創出することで、今後のデジタル技術を活用した教育の深化が期待される。