公財・日本AED財団は、「救急の日」の9月9日、AED(自動体外式除細動器)を用いた救命処置の手順を学べるデジタル教材を新たにリリースした。学校や企業などの各組織が、金銭的・人的リソースを抑えながら自立的に心肺蘇生講習を実施できる環境を整え、いざという時に誰もが救命処置を行える社会を目指す。


ステップ毎に実技を組み合わせて練習
「救命コーチングアプリ AEDクラス」は、京大オリジナルと共同開発した無料で利用できる集団向けデジタル教材。
指導者の進行に合わせて動画やクイズを用いた講義を行い、その場で実技を練習する構成となっている。わかりやすい音声解説に沿って進行するため、初めて指導を担当する教員でもスムーズに講習を進められるのが特徴だ。
また、音声をミュートにして指導者自身の言葉やペースで講義を進めることも可能となっている。
さらに同財団は、ベネッセコーポレーションが全国の小中学校に提供するICT学習ソフト『ミライシード』内で利用できるデジタル教材も共同開発した。本教材は、ベネッセコーポレーションが全国の小中学校に提供するICT学習ソフト「ミライシード」内オクリンクプラスに搭載。中学2年生の保健体育における「応急手当の意義と基本」の学習指導要領に則った内容となっており、生徒はグループワークや簡易実習を通して胸骨圧迫やAEDの使い方を学ぶことができる。
同財団は9月9日、これらの体験型デジタル教材をまとめたポータルサイトを公式ホームページ上に開設した。ポータルサイトでは、今回の新教材に加えて2024年1月にリリースされた個人向けアプリ「救命コーチングアプリ Liv for All」などが紹介され、講習動画や啓発動画の閲覧も可能だ。