学校給食Q&AE

保温器具等での対応

             千葉・白浜町学校給食センター 栄養士 小林仁

 うちの子どもの学校には、給食室がありません。市内のセンターから給食が運ばれてくるそうです。センターの場合も手作りメニューは豊富なのでしょうか。センターの利点や工夫などを教えてください。


 @学校給食について
 学校給食の実施形態は、単独校方式と共同調理場(センター)方式に分けられます。全国的に見ても約半数以上の学校がセンター方式での給食を実施しています。
 センター方式でも規模や施設設備・スタッフ(調理員等)・配送時間等で大きな差があります。大規模センターでは、1万・2万人を対象にした施設もあります。小規模センターでは、単独校と同じくらいの食数の施設もあります。又、最近では、学校給食も外部委託している施設も増えつつあります。センター方式による学校給食が増えるに伴い、完全給食実施立も99・5%以上になっています。
 
 Aセンター方式の特質
 センター方式での給食は、大量に調理することが大きな特色だと思います。大量調理により、給食物資価格のコストを下げ、事務処理についても集中管理をすることにより、経費の節減と合理化が大きな狙いです。
 センター方式を採用したことにより、未実施校が少なくなったことは、大きな効果だと思いますが、この様なメリットがある一方、調理時間や配送時間を考慮した献立や調理作業が要求されます。又、複数の学校を担当するので、各学校との連携を密にすることや、給食時の指導等も大きな課題です。
 
 B調理の工夫
 給食に携わっている人は、常に安全でおいしい給食を作ることを念頭において、それぞれのポジションで創意工夫しながら働いております。
 温かい料理は温かく提供し、冷たい料理は冷たく提供することは、何よりも御馳走です。給食が冷めて、おいしさを減退するのであれば、保温できる器具等でカバーする方法や調理開始時間の見直し等、食べる身になって調理作業に当たっております。
 学校給食の内容は、旬の食物を取り入れ、地場産物を活用し、色々な食品を組み合わせ、手作りメニューが基本です。しかし調理時間が限られている大量調理では、調理加工食品を利用することも少なくないのが現状です。その中でも原材料・食品配合・栄養成分分析・衛生検査結果等の提示も実施し、安全性については万全を期しています。
 (教育家庭新聞99年9月11日号)